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これはほんと?「楽あれば苦あり」「苦あれば楽あり」


「楽は苦の種、苦は楽の種」「禍福は糾える縄の如し」「人生楽あれば苦あり」

良い事と悪い事は表裏一体で、次々とまたは交互に変化していくことを表した言葉です。

良い事と悪い事はどちらも長くは続きません。まるでバランスを保つように交互に起きる細工がされているように感じます。


「良い事はずっと続いてほしい」「悪いことはすぐに終わってほしい」そう思ってしまうのはわたしだけではないと思います。

現状が苦しい状況であれば「今は苦しくてもこの後は必ず良いことが待っている」と思えれば踏ん張ることもできる思います。



では実際はどうなのでしょうか。

経済的に苦しい状況が何年も続いていることも、家庭円満で充実した日が何年も続くことはあり得る話ですよね?

わたしたちはどこかで、「良い事の後に悪い事がくる。悪い事には良い事がくる」と良い事と悪い事がバランスを取り合って存在していると信じている節があるといえるのではないでしょうか。

確率の偏りが発生している場合に、その偏りが元に戻る確率が高いと誤認してしまう心理を「ギャンブラーの錯覚(誤謬)」と呼びます。



例えば

じゃんけんをやっていて、相手がグーを5回出していたとしたら、6回目はグー以外を出すと思いませんか?

宝くじで過去の当選番号を調べ、当選したことのない数字を見つけたら、そろそろ当選すると思いませんか?

じゃんけんでいえば、グーが出続ける可能性は低いと思いますよね?グーが6回連続で出る確率はかなり低い数値になります。

ですが6回目にグーが出る確率はグー、チョキ、パーのどれか、3分の1の確率のまま変わってはいないんです。(相手の心理が影響していないことが前提です)

この「次は違うものが出るだろう」と思ってしまう錯覚が「ギャンブラーの錯覚(誤謬)」に陥っているということになります。


この記事で言いたいことは、『一つ一つに関係のない出来事には、トータルバランスを調整するような力は働かない』ということです。

「今週は仕事が忙しくて大変な思いをしたから、週末の合コンで素敵な女性に出会えるはずだ。」

「今月は頑張ってダイエットしたのだから、来月の試験も良い点数がとれるはずだ」

これは極端な例ですが、二つのことに関係性はありません。

仕事と合コンは無関係ですし、ダイエットとテストの点数も無関係です。なのでバランスが調整されて均等になることはありません。

「良い事」と「悪い事」に関しても関係性がなければ、ずっと良い事が続くかもしれませんし、ずっと悪い事が続くかもしれません。

出来事に繋がりがあるかどうかを、見極める必要があるということです。


ただ普段の生活で「ギャンブラーの錯覚」を意識しすぎると、気に掛けることが増え過ぎてしまい、無駄に労力を費やし疲弊してしまいます。

実際には現在で起こっていることが、今後の将来に影響していることは多いです。

「人生の大勝負」のような大きな決断を迫られたときには、ギャンブルではなく正確な判断をするために意識するのが望ましいかと思います。



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わたしはこんな人です(*'ω'*)



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