ギリギリまで我慢してませんか?『逃げる技術』を読んで①
逃げるってどうなの?
皆さん、逃げる技術の本ですよ。
率直に「えっ、逃げていいの?」「逃げるに技術なんてあるの?」と思いませんでしたか?
「逃げる」という行為は、あまり良いイメージではないと思います。
負けたような気がする
弱い気がする
かっこ悪い
卑怯で情けない
といったネガティブなイメージではないでしょうか。
この「逃げる」行為、海外では無駄な勝負を避けることになり、勇気ある偉大な選択として捉えることが多いそうです。
スポーツの試合を見ていると、リタイヤした選手に対して、観客が拍手を送る場面が見られます。
「逃げる」という行為は、国によって、人によって、異なるイメージがあるようです。
逃げるを推奨しているワケ
この本では
・モラハラの上司から攻撃を受けている
・ギャンブルばかりする夫
・期待されているプロジェクト など
辛い、苦しい状態のときに逃げるという選択を推奨し、そのテクニックが書かれています。
なぜ推奨するかといいますと、「逃げる」ことを悪いことと思ってしまうのは「自分の辛さやしんどさを我慢していること」と同じだと表現しています。
それはなぜかというと、
逃げることが悪い
↓
逃げるという選択肢をもてなくなる
↓
無理に頑張りすぎてしまう
↓
どんどん追い込まる、余裕を失う、ますます苦境になる
このように負のスパイラルに陥り、最終的に自身が壊れてしまうからです。
あなた心の声を聞いていますか?
逃げてはいけないと思っていても、仕事が忙しいときや、体調は優れないときなどは「休みたい 」「行きたくない 」と思いますよね?
その「休みたい 」「行きたくない 」は自分の心の声です。いわば本音です。
ですが「そんなこと言っても仕方がない 」「そんなことわがままだ 」と自分の心の声を聞かないようにして無視をしているのではないでしょうか。
本当の答えから目をそらさずに直視してみませんか?
諦めずに、自分の心の声に真摯に向き合ってみませんか?
現状に不満足を感じているけど、どうすることもできない
もっと自分らしい生き方をしたい
そんな思いを感じている方には、逃げる技術が大いに役立つものになると感じました。
「逃げてもいい。恥ずかしいことではない」と感じてもらい、「自分らしい生き方をするには今何ができるだろうか? 」と考える機会にしてほしい。
そんな著者の思いが込められていると思います。
なぜ逃げないのか?
それは「逃げない」ではなく「逃げられない」といったほうが正しいようです。
つまり逃げたいのに逃げられない状態です。
【 逃げられない理由 】
頑張ることが好き、人に頼れない、期待に応える、頭で考える、罪悪感、意地とプライド、我慢することが癖、無価値観、とても厳しい高評価基準、理想主義、犠牲
頑張るという言葉には「無理をする」というニュアンスが含まれていると思います。
とくに頑張り屋さんは常に100%以上の力を自分に出させようとしています。
期待に応えたい、罪悪感などから無理をすることが癖になってしまっているのだそうです。
いつの間にか「頑張ること 」が自分の生きがいになっており、「頑張らない 」ということは自分を否定することになっているのです。
「頑張らない」を想起させる「逃げる 」という選択肢を持つことができなくなっている状態なので「逃げられない」ということになります。
この他に「どうしたら逃げられるのか」「逃げるテクニック」などが書かれています。
具体的な逃げられないケースが書かれています。どのケースも誰もが経験しているような内容で、わたし自身も逃げられずに我慢していたことがあるのだなと改めて感じました。
他にも自分のタメになる、勉強になる、内容が多く書かれています。もちろん逃げられないで悩んでいる、他の人の気持ちを理解するのに役立つ本にもなっています。
まだまだ紹介足りないので、この続きもまた書いていこうと思っています。
どうぞお付き合いください。
②へつづく。
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最後までお付き合いいただきありがとうございました(^^♪ このnoteが少しでも貴方の役に立てれば幸いです。