体の柔軟性は性別、年齢で違うのか?
皆さんは性別、年齢により体の柔軟性に違いがあると思いますか?
まずイメージとしては
性別としては男性は体が硬く、女性の方が柔軟なイメージ
年齢では若年者の方が柔軟で、高齢者の方が硬いイメージです。
たぶん皆さんも同じイメージではないでしょうか。
確かに私も臨床経験上、男性より女性、高齢者より若年者で柔軟な事が多かったと思います。
それについて今回まとめましたので是非御覧ください。
①関節・身体の柔軟性
まず柔軟性として関節と身体全体での話をしていきます。
関節の柔軟性として医療従事者、特にリハビリの方であれば関節可動域(ROM)を計測して、近習の数値と比べてどの程度動くか見ます。
関節可動域だけでなく関節弛緩性の評価方法もある。検査手段として今回はCarter基準を紹介します。
②柔軟性の性別差
性別による関節・身体の柔軟性について以下の様な研究結果があります。
他性別による柔軟性として女性ホルモンと柔軟性についての研究が多く、月経周期での女性ホルモンの分泌量により靱帯弛緩性が増すといった
結果となっています。
③柔軟性の年齢差
年齢による関節・身体の柔軟性について以下の様な研究結果があります。
他文献でも加齢と共に柔軟性が低下する文献がほとんどであった。
理由として加齢による関節周囲の軟部組織の退行生変化が主な理由として考えられる。
④まとめ
年齢・性別による柔軟性の影響として10代前半までは性別差はあまり見られないが、10代後半から女性ホルモンの関係で性差が顕著に出る。
そこから男性については年々柔軟性が低下、女性も徐々に低下を示すが男性よりも低下が緩やかであることがわかった。低下が緩やかな理由としても女性ホルモンの影響ではないかと考えられる。
参考文献
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に対するメディカルチェックの性差─膝外反量
とその要因に関する検討─.日本臨床スポーツ
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・古後晴基 他:身体柔軟性と関節弛緩性における
性差および関係性.ヘルスプロモーション理学
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・村田 伸 他:足部柔軟性の再現性と妥当性に
関する研究─健常成人と障害高齢者における
検討─.健康科学,2005, 27: 48-55.
・Birrell 他: High prevalenceof joint laxity in
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・松村 他:下肢の関節可動域と筋力の年代間の相違
およびその性差ー20-70代を対象とした
横断研究ー.理学療法科学,2015,30:239-246.
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