パン屋の朝を変えていく
朝、6時スタートっていいアイディアかもしれない?
パン屋の在り方にこだわり過ぎて、人生の他の素晴らしい瞬間を見逃していないか考えるようになりました
この数年、町がまだ眠っている時間にひとり黙々とパンを焼くことを心底気に入っていました
だけど、その生活リズムが、他の人達の暮らしと違いすぎるのではないかと思い始めたんです
健康や老後のこと、地域やコミュニティとの関わり、娘との時間などを通して、自分のこれまでを振り返り、これからの未来を考えると
早朝の仕事への拘りと自分のペースを守りたいという思いと、それが自分の人生にどんどん狭まりを生むのではないかという不安が湧いてきたんですよね
最近ツイートで場を弁えることについて触れたんですが
その理念って、フォーマルな場だけでなく、リラックスした場でも大切なんじゃないかって
これまで避けてきたような、人と素直に心を許し合える場に身を置くことで、人生にもっと楽しみと学びが増えるのではないかなぁと感じているんです
それに、自分のペースを守ると言っても、実際はなかなか難しいこともあって、結局睡眠が犠牲になってしまうことが多々あるし
それが続くと、健康への影響もヒシヒシと感じるようになって、気分が沈んでしまったり、自己嫌悪に陥ってしまうこともある
人は陽の光を浴びて生活することで、健やかに過ごせる生き物
日の出と共に動き出すことで、ホルモンバランスが整い、自律神経が整う
だから、今の生活リズムが将来的に悪影響を与えるのではないかと心配になることもある
また、娘の成長についても考えていて
今はまだ小さいから、僕ら夫婦の生活に合わせてくれているけれど
どんどんお姉さんになっていく中で、娘には娘の生活ペースや時間の使い方、友達との付き合いが自然にできていく
自分たちの暮らし方を、その妨げにしたくないと思う
自分の両親も自営業で忙しく働いてました
父はいつもピリピリしていて、家族全員がその表情を伺って生活してました
夜出かけたり旅行したりすることがなく、そういうことが悪いことだと思って育ってきました
だけど今、若い頃にすべきだった経験を、ほとんどしてこなかったことを、大いに後悔しているんですよね
娘には、自分の夢を追いかける勇気を持って欲しい
娘が自分で動くことで、夢を掴める機会があるなら、その躊躇はさせたくない
そして、娘が僕らの背中を見る事で遠慮したりせずに、自分の人生を歩んで欲しい
娘には、自分の経験から学び、自分のペースで生きて欲しいって思うんです
だから、僕らの暮らしや働き方をもっと一般的なものと近づけたいと思います
既に、パンの本場パリでは、6時から仕事を始めて、夕方にお店を開ける、そんな働き方のパン屋さんも出ていると聞きます
東京でも、ブリコラージュブレッドさんとか、始発のある時間に仕事を始めて、陽の沈むまでに帰れる仕組み作りに努めているパン屋さんも増えてきましたよね
僕は今もパンの伝統やレシピは守り引き継いでいく事が正義だと信じているけれど
働き方については業界全体的に見直す必要があると感じています
いま、自分の中では、6時から仕事を始め、お昼過ぎにはほぼ終わる生活を見据えて、頭の中でシュミレーションをしています
これが実現できれば、自分でもお店を始めてみたいと考える人も増えるんじゃないかな?
もっと働き方については、考えていくべきだと、思うんです
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