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空間には知能がある。『人工知能と哲学と四つの問い』を読む
空間には知能がある。
「知性というのは、仏教を見てもそうだし、色々な哲学を見てもそうですが、人間単独で知性を考えるというのは認識論の中では異端です」
そこを無視し不動産回収率とか資本投下率とかで町を作ろうとすると、異常に住みにくい町になってしまう。
「『フォートナイト』や『あつまれ、どうぶつの森』もそうだけれど、みんなが楽しそうに集まって、みんなで作っている」
「ある程度時間がたつと、そこは場所として良いものになるし、悪いものは淘汰されてゆきます」
・・・・・
空間の知と相談しながら町を作ってゆく。
知は人だけのものではない。
エフェクチュエーションにしても、人と相談し、徐々に会社の形を変えながら心地のいいところへ進む。
空間の知と相談すると、体に馴染んだ心地いい会社ができる。みなで遊びながら少しづつ作ることとは、空間の知と会話することと同義かもしれない。
異常に人が働きにくい会社が近年多々あるけれど、空間の知がもたらす自生的秩序の恩恵を得られなかったからだ。自分以外の知を認められなかったのである。
エフェクチュエーションを「空間や体に馴染む会社作り」という観点から探っても面白そうだ。
敬愛する奥出直人先生、書籍を編集してくださった三宅陽一郎先生に感謝。
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