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【短歌ブック】#55 元日


~短歌Bookmarks~
短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。
毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。
短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。

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【元日】

がんじつ〔ぐわん-じつ〕(名)

一年の最初の日。一月一日。「元旦」は本来一月一日の朝。現代では元日をさすこともある。


何となく、/今年はよい事あるごとし。/元日の朝、晴れて風無し。
(石川啄木)

出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研


《歌人紹介》
石川啄木(いしかわ たくぼく)
1886-1912 明治時代の詩人,歌人。
明治19年2月20日生まれ。石川節子の夫。詩集「あこがれ」で将来を期待されるが,生活のため郷里の岩手県渋民村の代用教員や北海道の地方新聞の記者となる。のち東京朝日新聞の校正係の職につき,歌集「一握の砂」を刊行,近代短歌に新領域をひらいた。大逆事件で社会主義に目ざめるが,明治45年4月13日貧窮のうちに結核で死去。27歳。死後歌集「悲しき玩具」が出版された。盛岡中学中退。本名は一(はじめ)。評論に「時代閉塞の現状」など。
【格言など】東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる(「一握の砂」)
(デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説)

コトバンクより


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