抗う
人生には脚本のようなものが存在していると思う。そして、その脚本はいつでも書き換えることができるとも思っている。
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高2に上がると同時に、文系か理系か、内部進学か外部進学か、を決める必要があった。
俺たちが通っていた榴ヶ岡高校は、東北学院大学の系列校であり、内部進学を希望した場合、一定の成績があれば受験なしで東北学院大学に進むことができる。
俺は両親が東北学院大学の出身で、姉もこのとき東北学院大学の入学が決まっていた。そして俺は高校から東北学院大学の系列校に通っている。
自分も家族同様、学院大に進学するという人生脚本が少し見えてきていた。
そこで俺はこの脚本に抗ってみようと思い、外部進学を決めた。
またそれだけではなく、家族と違い理系を選択した。理系科目の方が興味があったのは事実だが俺には理系センスのようなものが全くない。高校時代は文系科目で得点を稼いでいたようなもんだった。
聖多は知っていると思うが、高3で習った数IIIが絶望的にできなくて、最初のテストでは200点満点で80点だった...(笑)
陸上部の多くは内部進学コースだったため、離れてしまうのはすごく寂しかった。
それでも俺は外部進学の理系クラスとなった。聖多とは引き続き同じクラスとなった。クラスが替わったばかりということもあり、周りは知らない人が多かったため、俺は聖多と引き続きペアを組み委員会に入った。
(この流れは3年間続いた笑)
こんな感じで少し抗ってみた高2の俺だが、もしかしたら今やっているnoteも何かに抗っているのかもしれない。
やはり歳を重ねていくにつれて、高校時代の友人とは疎遠になっていくのが自然である。めちゃくちゃ仲が良かった俺たちも、会う機会は少なくなってきている。さらに、コロナも影響して直接会うのはなかなかハードルが高いという現実もある。
このままの流れに身を任せていたら、俺たちは何となく終わっていってしまうような気がして、俺はnoteをやっているのかもしれない。
これにより何かを得られるかは分からないけれど、やってみなければ分からない。
「こんな風になるのは嫌だ」と思うことがあれば、これからも抗い、自分の人生脚本を書き換えていきたい。