今に感謝
どなたのだったか忘れたが、節目の日には必ず熱田神宮と伊勢神宮にお参りすることにしている、と書いてあるブログを読んだ事がある。私自身はあまりそういう事に熱心ではなく、へえ〜そんな人もいるんだ、くらいについ最近まで思っていた。
神社というのはお願い事をするものだ、と教えられてきたしそう思っていたが、最近、どうも違うと思うようになった。第一、壮大なお願い事をする割には謝礼が低すぎる。そんな破格の値段で願い事を引き受けてくれる人がいたら、確実に破産するか、心と身体を壊すか、警察のお世話になるか…だろう。
お願いは神様とではなく、自分との約束事なのだ。試験に受かる、いつまでも健康で長生きする、恋愛が成就する…などなどキリがないが、「自分の思う未来に自分がなれますように」という事である。で、その本気度?を自分に試す為にお賽銭を入れるという部分もあるのかな、と思う。成就させるには自分が頑張るしかない。恋愛などは頑張っても相手のある事だから、無理な事もあるだろうけど。
最近、近所の神社に毎日お参りするようになった。手を合わせて、前の日から今まで生かしてもらっている事への感謝のみ伝えることにしている。するとなんだか毎日一つ、小さな事かもしれないけど「わあ良かった!」と思える事がある気がする。そういう時は、心の中で手を合わせる。今日この時生きていられるのは、色々な「おかげさま」なのだと思う。自分中心の考え方をどうしてもしてしまいがちだが、1日のうちにほんの一瞬、そう思える時間があるのが有り難い。