先日、国立国会図書館(NDL)から、下記のプレスリリースがありました。科学技術情報整備審議会から、「第五期国立国会図書館科学技術情報整備基本計画策定に向けての提言-『人と機械が読む時代』の知識基盤の確立に向けて-」という提言がなされました。
提言書について
実際の提言書はこちらからPDFを読むことができます。データ駆動型研究やオープンサイエンスが進展する時代において、国立国会図書館はいかに科学技術情報(自然科学および人文学・社会科学)を整備し、知識基盤を確立するべきかが提言されています。
基本方針は、「読者を人と機械を想定する」ということ。人と機械からのアクセス性を考えて、適切なかたちに資料を保存する。更に、人力だけでは難しい機械による新たな発見や、人間が思考するのを支援する仕組みを作っていく、といった人機一体となる取り組みだと思います。
これらの取り組みは既に始まっており、提言書にもいくつか記載されています。データ駆動研究、オープサイエンス、学術情報流通、デジタル人文学にといった提言書にも出てくるキーワードについて、私が調べたり、連想した情報を紐づけたいと思います。
今回の提言書のおかげで、学術文献、書籍、古典籍、史料、美術作品など、人知が詰まった作品の多様性を改めて感じました。人々の知的好奇心を刺激していく機関(図書館、美術館、博物館等)の進化にワクワクしています。私も、こういった知識基盤の開発・活用の一翼を担っていきたいと思いました。
データ駆動研究・オープサイエンス・学術情報流通
デジタル人文学 (デジタル・ヒューマニティーズ、人文情報学)