広報に携わる者に告ぐ。読め。#社長の言葉はなぜ届かないのか?【読書記録】
すごい本に出会った。
社長の言葉はなぜ届かないのか?
フリーランスのインタビューライターとして、企業広報のお手伝いをして、もう5年。「顧問編集者」を名乗る竹村俊助さんは、私にとってロールモデルそのものだった。私が目指す仕事をここまで体現している人はほかにいない。しかも成果も出している。どうにかしてこの人のような仕事をすることが私の目標だった。一時期、業務委託を募集しているときがあったから応募したけど、残念ながら不採用。それでもずっと、竹村さんの発信を追い続けるくらいには推しだ。恐れ多くて絡めないけど、Xは逐一チェックしている。
そんな竹村さんが本を出したとなると、読むしかない。
最近はKindle派だけど、この本は手元に置いておきたい一冊になると確信し、書籍をポチッ。
読了した今、その判断は間違っていなかったことを知る。デスクのいつも手が届く場所に置いておきたい、そんな一冊となった。
要約なんかはもっと上手い人がいると思うので。興奮冷めやらぬうちに、子供が寝ている今、さくっと感想書きます。
社長の言葉、大事。
結局これに尽きる。しかし、どうして大事なのか、なかなか体系的に語られたことはなかったのでなかろうか。
さすが竹村さん。そうそれ!それなんよ!の連続。この本だけで営業資料作れちゃうのでは?というレベルで解像度高く、抜けもれなく語られている。社内や投資家にも触れられているのが、さすがです。
もうこれは私が今ここで語っても中途半端な情報しか出せないので、ぜひ読んでほしい。ありとあらゆるステークホルダーに、社長の言葉は効く。むしろ発信できていないままだと、これからやばいよ?
まずは広く知られろ
がつんときた。
伝えたい人に届けばいい。
それは間違いないけれど。
伝えたい人に届けるためには、まず知られなければならない。
順番は絶対に間違ってはならない。
ライターとしては辛いところ。
書いて掲載するまでが仕事で、それによりお金をいただいている。
でも、伝えたい人に届けるまでできると、絶対ライターとして重宝される人材になる。
ここはもっと頑張らないとね。
ちなみにこの本、Xやnoteの運用についても書いてあるので、参考にします。
経営者の一人称で書く
私がずっともやもやしていたことが、晴れました。
対談方式のインタビュー記事って、たしかに読みやすいけど、おもしろくない。ライター的にも、書きやすいけど、つまらない。
でもそれって主観でしかなくて。しかも、なぜか対談形式のインタビューも世の中に溢れている。私が過去に受けた講座では、インタビュー記事は基本対談形式です!と話していた講師もした。具体的にどうこの考えを表現すればいいかわからず、迷っていた。
この悩みに明確に答えを出してくれた。
自分に語りかけている気がしない。
そうだ。そうなんよ。
対談で心が動くような文章って、なかなかない。
だって他人の会話をみているだけだから。
一人称の文章は、読み手に向かって発される。
ダイレクトな分、伝わるんです。
ああ、これがいいたかったんだと納得。
ちなみに竹村さんは触れていない私の持論。
聞き手の目線を入れるのであれば、三人称のルポ形式がいいと考える。
他者の目線が混ざると権威性も高まりやすいし、何より読み物としてダイナミックになる。
すでに自己紹介記事出しているよ〜って方も、改めてライターに書いてもらうのもアリです。
そして私、三人称記事、得意です。
ぜひやらせてください!
おや、さくっと書くつもりが子どもが起きた。
ニッチなところばかり触れて、全然魅力伝えられてねえな?
まあいいや。子どもがニコニコしているのでまとめます。
この本、経営者のための情報発信入門とあるが、
全広報、読め。
まず読むべきは広報。そして経営者に紹介するんや。今すぐ発信はじめるんや。
インタビューライター?もちろん読め。
これ読まずして、企業noteの仕事、受けたらあかんわ。
心の関西弁が飛び出してしまいました。以上です。