5人に1人がなる!?秋から冬にかけて現れる原因が特定できない体の不調🌈
秋の終わりから冬の初めにかけて、急激に増える『秋うつ』。
5人に1人がなると言われている、この季節性のうつ病。
・頭が重い
・身体の疲れが抜けない
・気分の落ち込みやすい
・イライラする
「5人に1人」
これだけの人が不安定になるため、
「物事がポジティブに捉えられなくなり、気持ちが落ちやすくなる」
同じ環境にいる人(家族や仕事仲間)にも影響を及ぼしやすい疾患です。
さらに、夏よりも体が温まりにくいため、秋は、あらゆる不調和が体だけでなく精神的にも生まれやすくなる時期。
「よくあること」
「気のせい」
このように決めつけず、自分の症状や原因を知り、改善を早めに行うことが大切です。
秋うつのように、原因を中々特定できない体の不調のことを『不定愁訴(ふていしゅうそ)』といいます。
日常会話の中ではほとんど耳にしない、この『愁訴』という言葉。
「苦しみや違和感を口に出して訴えること」
という意味があり、
不定愁訴は、
「原因がはっきり分からない。でも、何となく体調が悪い」
こういった状態になることを指します。
具体的な症状・期間・頻度は、人それぞれ。
ひとつの症状が長い期間続く人もいれば、複数の症状が不定期に現れる人もいます。
よく聞かれる症状としては、大きく分けて二つ、「全身に現れる身体的な不調」と「精神的な不調」があります。
<全身に現れる身体的な不調>
・体のだるさ
・頭痛
・冷え
・便秘
・めまい
・むくみ など
<精神的な不調>
・わけもなくイライラする
・気分が落ち込む
・眠れない など
内臓・血管・呼吸・体温など、体内の様々な機能を調節する「自律神経のバランス」が乱れやすくなるため、季節の変わり目に起こりやすいと言われています。
原因がはっきりしないことがほとんどのため、こういった一面もあります。
「周囲の理解を得るのが難しい」
これらの不調は、以下の病気や症状の予兆でもあります。
・鉄欠乏性貧血
・軽度のうつ症状
・甲状腺機能亢進症(軟便)
・甲状腺機能低下症(便秘)
・片頭痛
・脳の病気
・子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科系の病気
・頚椎、心臓、血圧の異常
・顎関節症
・歯周病 など
「具体的な症状」や「不調が起きている体の部位」が明確であれば、診療科のある病院で診てもらうのが得策です。
生活習慣を見直すのはもちろんですが、早めに医師の診察を受けることも大切です。
また、秋から冬にかけては、「冷えからくる身体の乱れが増える時期」でもあります。
「意識して体を温める」
これが、何より大事になってきます。
・温かい飲み物を飲む
・軽く体を動かす
・手足の先をマッサージする
症状に応じて、漢方薬などを早めに処方してもらうと、これから厳しくなる冬の寒さにも対応できるようになります。
不定愁訴は、
「無理は禁物」
という心と体からのサイン。
この時期は、自分の体と向き合う時間を増やしてあげてください😌
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈