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Willは誰にでもあるのか?【#29 パンピーに出会った話】
はやぱぱです。
久々に新型オトナウィルスで考えさせられる内容がトークテーマだったので筆を執りました。本編はこちらをどうぞ。
資本主義経済による功罪
僕たちが生きているこの世界は、資本主義に基づく自由競争によって全体的な生活レベルの引き上げが実現されました。
おかあさんといっしょで流れる曲で、僕が一番好きな曲は「アイスクリームのうた」です。
おとぎばなしのおうじでも
むかしはとてもたべられない
アイスクリーム アイスクリーム
このワンフレーズで今の僕たちがいかに恵まれているか実感できませんか?働いていれば収入が入り、こだわりさえなければ衣食住に困ることもないでしょう。本当にありがたい。
一方で資本主義によって自由を得た僕たちは、途方もない量の決定に追われる日々を過ごすことになりました。
・朝ごはん何食べよう
・今日はどの仕事を片付けよう
・週末は何して過ごそう
・読書の時間はいつ作ろう
・昼ごはん何食べよう……
アメリカでの研究結果によると、なんと人は1日に35,000回もの意思決定をしているそうです。むちゃくちゃなボリュームですね……
そして時間に追われながらも、自分や世界にとってよさそうな選択肢を探して意思決定していくわけです。ただし、この意思決定にそぐわない状況が続いたり、重なっていくと心が病んでしまいます。コテンラジオでも、鬱病は資本主義の時代に蔓延した病気であり、封建制の時代にはなかったものだと本に書いてあった、と深井さんが話していました。
つまり、自分の人生を自分で舵取りしなくちゃいけなくなったのです。これはまったく容易なことではありません。でも世の中では「やりたいことをやろう」というフレーズがまことしやかにささやかれています。ツライ…
Will, Can, Must のバランス
ここでよく使われるWill, Can, Mustの話をもとに論点をまとめます。
実はこれ、樋口さんについて書いたnoteでも出てきました。その時の結論は「できることを突き詰めても、やりたいの気持ちは満たされない。やりたいことをやる方がエネルギーが出る」といったものでした。
しかしそうではない人もいるかもしれない、というのが今回のパンピーさんの話です。パンピーさんは「やりたいことはないが、それで満足している」と言ったのです。
その場合に考えられるのは、以下の3パターンです。
1.本当にやりたいことがない(無意識下には何かある)
2.やりたいことはあるが、赤の他人には言いたくない
3.実はやりたいことがあったが、もう満たされている
僕の中の仮説では、成し遂げたいことの大小関係なく何かしらのWillは持ち合わせているだろうというものです。というのも、Willがないと健全な精神状態はキープされないだろうと思うからです。
Willは自分の中で自身が理解していればいい
結局のところは自分が「足るを知る」レベルがどこなのかによって、Willの内容は大きく異なる可能性があると思います。大きな夢なら胸を張って人に語れるかもしれませんが、自分の中で自分だけが理解していればいいWillもきっとあるはず。
その日の気分や体調によって気持ちの変化もあると思うので、そのタイミングでのやりとりで他者を判断することの意味はあまりないだろうなと思いました。
Will探しに追われず、毎日楽しく過ごせればそれが一番恵まれている生活かもしれませんよ?
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