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手のひらの歌8

「梅干しは三毒を断つ」から、朝食に口にする。暴飲暴食や不規則な食生活によって、体内のバランスが乱れた状態が、「食の毒」である。
 血液の代謝が良くないことが原因でおきる「血の毒」は、梅に含まれるクエン酸の働きなどによって断ち切ることができる。
「水の毒」は体内の水分の汚れのことで、梅干しの抗菌作用などで改善することができる。

梅干しの効能
梅干には次のような効能があると言われている。
唾液の分泌を促す(梅干しを見るだけで唾液が出てくるのは条件反射の一種)。

クエン酸の酸味が、唾液の分泌を促して、消化吸収を良くするとされる。また、経口補水塩としても機能する。梅干を見たり想像しただけで、唾液が分泌されるのは、梅干を実際に食べてみて、酸味を感じた経験があることに由来する。

疲労回復などの効果
 梅干しには、疲労防止、疲労回復、スタミナ保持にかかせないクエン酸が含まれている。クエン酸によって物質代謝は促進されて、疲れにくい体を作ることができる。

 クエン酸の効能のほか、血糖値の上昇を抑えたり、便秘の解消を助けたり、肝機能を高めることによって、酔いを防止する効果もある。

抗菌防腐
 抗菌の効能があるとされる。梅干の抗菌作用は古くから知られていて、副産物の梅酢も同様に殺菌作用は強い。

 このことから、弁当やおむすびに梅干が入れられる。但し、1個丸ごと入れただけでは梅干の周囲にしか効果は期待できないので、梅酢を手に浸して握るかご飯を炊くときに酢をいれるのも良い。

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