人間の生き方 ツルゲーネフ
ツルゲーネフ(1818―1883)は、ロシア中部の大地主の家に生れて、母の領地であるスパスコエ・ルトビーノボ村で育った。
モスクワ大学、ペテルブルグ大学に学び、ベルリン大学に留学する。
1843年に発表した長詩『パラーシャ』が激賞されて、農奴体制下の農民の生活を描いた短編集『猟人日記』(1847-1852)で、不動の名声を得る。
明治期の日本にも、いち早く紹介されて、近代日本文学に大きな影響を与えた。
ツルゲーネフ(1818年―1883年)は、フョードル・ドストエフスキー、レフ・トルストイと並んで、19世紀ロシア文学を代表する文豪である。
人間の生き方について彼は語っている。
「明日という言葉は、優柔不断な人々と子供のために考案された」
さらに彼はこういう。
「すべてが完全に準備される瞬間を待つというのであれば、何も始めることはできないだろう」