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新しい身体を死後持つという驚きへの気づき(5) 、(葉脈盆地30.)ブッダの上根・下根成仏法、量子精神学的な地平。

奇しくも、シャーマンの実相を探索する過程で、霊界や神々の世界を、量子大津波の寄せては返す世界と言う言葉で表現し、今度はその量子大津波という言葉に牽かれてブッダやイエスの事績を探索し始めていた。ブッダの入滅涅槃という事象が、まさにこの多次元世界の全法則を突き抜けて、輪廻転生=時間から"浮上"するという、ミルチャ・エリアーデの初期記録経典翻訳解釈に新鮮な驚きを覚えた。現在、世界中の量子物理学者が素粒子、量子の振る舞いについての原理探索中だが、神学者、仏教学者そして禅やヨガ修習者こそ、この量子力学というウロボロスの蛇の探索に参画すべきと、強く感じる。なぜならば、彼らこそが、精神力学という人間の脳内の場と力の専門家のはずだから。ブッダによる量子大津波を辿る。ブッダ入涅槃後、まもなく彼の量子場継承者達がまず、2つに分かれ緊張状態となる。●知識の一党(哲学者?)●ヨーガ・経験の一党(成仏法修習者)。さらにAD0年をまたぐ頃、●"献信の一党"が現れる。いわゆる神秘的献信、深い信仰者の波である。彼らには前2者のような、高い知的能力、身体技法が無く、ただひたすらに、ブッダを愛し慕い語りかける、祈る事しかできない人々。むしろこのようなフラットで原初的な器にこそ、豊かなブッダからの慈雨が降り注いだと考えられる。彼らには理論や技法でなく、お姿、お言葉、ブッダ宿るものこそ全てであった。●いわゆる下根の能力しか持たないが、それだけに、素粒子そのものの人々には、ブッダの成仏力宿る仏舎利が持つ、ブッダの量子場にダイレクトに心、魂の振動を伝え、同調し共振共鳴し得た。無数の献信的信仰者達が得た奇蹟秘蹟に始まる仏舎利信仰をコアとする"ブッダの与える下根の成仏法"。この量子力学的に必然の過程で、無数のシンボル、イコンが誕生する。菩薩、阿弥陀如来、観自在(観音)菩薩、文殊菩薩、天、護法善神そしてマントラ(真言)、仏教ヨーガなど。これらのシンボルがさらに、上根の能力、器、運を持つ上根成仏法修習者達の波に合して、メタモルフォーゼの波が地球上に伝播してゆく。(画像は、集会樹しゅうえじゅ。宇宙樹に顕現する仏尊達。マンダラ出現と消滅展図録より。)  参照:ミルチャ・エリアーデ著、ヨーガ1。

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