#57. 恥ずかしくて言えなかった話。 僕は英文科だったことを隠していた。
あなたは「これは恥ずかしい」という理由で人に黙っていた話があるだろうか?
僕は山のようにあるが、英文科だったことをずっと隠していた。
なぜ隠していたかというと、英語ができなかったから。
「英文科なのに英語ができないの?」
そう言われるのがイヤだった。
早い話し、バカと思われるのが怖かったのだ。
もっと言えば、
英文科と言っても偏差値の低い大学だったのでよけい言えなかった。
さらにもっと言えば、
その英文科を2年で中退したので、「えっ?中退。中途半端ね」と思われるのがイヤだった。
不登校もそうだが、「中退」というのは「社会不適合者」と言われそうなので隠していた。
◎英文科について思うこと
僕は英文科で勉強したが、英語ができるようにはならなかった。
これは、英文科が悪いわけではない。
自分の問題だ。
僕は世の中は、犯罪を除いて「良い悪い」ではなくて、「合うか合わないか」「好きか嫌いか」だと思っている。
僕は教科書で勉強することや複雑な言葉が苦手な人間だ。
高校の英語の教科書もそうだが、5文型や名詞の形容詞的用法などといった複雑な文法を受けつけない。
ましてや高校以上に複雑な英語になる大学の英文科だと当然できないし、やる気が出ない。
◎英文科を誤解していた
僕は英語に興味があった。
だから、英文科に入った。
しかし、そもそも「英文科って何を勉強するところなのか?」
僕はこれを誤解していた。
僕は勝手に「英文科に行けば英語が話せる」「英文科は英語が話せるようになる訓練をするところだ」と思っていた。
だが、実際は違った。
これは後で知ったのだが、
英文科というのは英語で書かれた文学を学ぶところだった。
英語の文学を研究する学科=略して英文科。
だから、英文科はシェイクスピアなど文学を勉強するのだ。
一方、僕は英語を話すコミュニケーションをやりたかった。
文学にはそれほど興味がなかった。
入学前によく調べればよかったのだが、英文科が文学を学ぶところだとはわかっていなかった。
完全に僕の勘違いだった。
なので、
英語の文学が好きな人には英文科は向いている。
英語を学問として学びたい人にもいい。
英文科で英語ができる人も多くいる。
ただ、僕には合わなかったので中退した。
ということで、
僕は「英文科だったこと、中退したこと」を隠した時期があった。
隠そうとしていた時は、学歴や学科などの話が出ると「どうしよう」と思い、「どう話をそらすか。どうやってその場からすーっと消えようか。」にエネルギーを使っていた。
それがけっこう疲れた。
でも、どんなカッコ悪い自分でも、できない自分でもそれも自分。
見栄を張るより、胸を張れ!どんな自分でもいいじゃないか!と開き直り
カミングアウトしたら楽になった。
なので、恥じてることは隠さなくてもいいんじゃないか?という話しでした。
最後にもう一つ、
ちょっと言いにくいのですが
もしあなたが英文科で勉強したのに望む英語力にならない、なんかしっくりこないなら、あなたは僕のようなタイプの可能性があります。
言い換えると、従来の勉強では合わない脳かもしれませんから、思いきって真逆の方向にシフトすれば大化けする確率大です。
Good Luck! My friends!
最後まで読んでくださってありがとうございます。それではまた!
★★★stand.FMラジオ放送もやってます。洋楽英語ミニレッスンや英語マスターの話しをしています。よかったらお聴きください。
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