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チームをつくるのはリーダー1人じゃない。【宇宙兄弟チーム本×サイボウズ式「未来のチームの話をしよう」】


去る2019年8月2日(金)に開催された「チームつくり」について考えるトークイベント、

宇宙兄弟チーム本×サイボウズ式「未来のチームの話をしよう」@subaCO

略して

『#宇宙ボウズ』

が最高にタメになったし面白かったというのに、自分としたことがイベントレポートを書いてなかったと。

しかしSlackの自分用ワークスペースにしっかりとメモを取っていたので、印象に残っている話題中心に書いていこうかと思います。

(#宇宙ボウズでつぶやかれたツイートや写真、お借りしております…!)


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登壇者
・モデレーター:
中島啓太さん(FC今治 経営企画室長)

・ゲスト:
長尾 彰さん(宇宙兄弟チーム本著者、組織開発ファシリテーター)

藤村 能光さん(サイボウズ式編集長)

詳細はイベントページへ!


ちなみにこのイベントは、宇宙兄弟を題材にしたチーム本を書かれている長尾さんサイボウズに勤めながらチームつくりに関わる書籍を出版されていた藤村さんがTwitter上でリプライを飛ばすところから始まったとか(笑)
(たしか。記憶はあいまい。)

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サイボウズは「チームワークの会社」

藤村さんが勤めるサイボウズはグループウェアのアプリなどを開発するIT会社。チームワークを生み出していくためのサービスを作りながら、当然社内でのチームつくりも重視されている。

例えば、質問責任と説明責任の話が出た。

サイボウズでは、「思ったのなら質問すべき」で、「質問されたら説明する」ことが社内文化として醸成されている。そして、ここからディスカッションが生まれていくらしい。

たとえ、新入社員から社長であっても、その責任は当然果たされるべきだというのがサイボウズでの考え方になる。


そして、社内のチームではオンラインでのコミュニケーションが多いらしいが、これの難しさも語ってくれた。

そしてここでも、事実と解釈を分けるようにするという金言が…!


何か問題が起きた時に、あくまで事実としての実際に起きていることと、それを自分がどう捉えているかをきちんと分けて認知する。そしてそれをチーム全員が心得ていることで、適切なディスカッションができる。


これ、サッカーの試合中に起きるミスについても同じことがいえるんじゃないかなあと思ったんです。そのミスそのものについてと、それに対する原因の解釈を分けて考えられて、なおかつ原因の認知がそろっているチームは強いなあとか、ゲーム中に何かを修正するときのコミュニケーションとかに関わりそうだなと。


ちなみに、長尾さんはメールでは「お世話になります。」は言わないらしい。用件だけ。

お世話になります。とか、ごめんなさい。とか、感情のことはテキストではしない。それは対面コミュニケーションでやる。


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言いたいことを言い合う環境を作るには?

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この質問に対し、最初に長尾さんから、「言いたいことってなんなんだろうね。」と。

安全が感じられていないから言えないのか、下の人から上の人に対して言いたいことが言えないって話なのか・・・。


そんななか藤村さんのチームでの取り組みが紹介された。


「メンバーが何か不安に思ってることがあれば、それをポストイットに書き出していこうと。そしたら思いのほかめっちゃ出たんですよね。」

そして、その中からみんなで解決できそうな問題を拾い上げ、ネクストアクションとして何ができるかを考えて実践に移した。それを週1で1か月繰り返した。

すると、その場に限らずチーム内でのコミュニケーション量が増えた!

誰かが不安に感じていることを、それぞれの自己開示によって知り、解決に向けてのアクションの過程でコミュニケーションが生まれていく。

そこには何を言っても大丈夫という「心理的安全性」が担保されていくのだ。


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タックマンモデルをみんな知ってればいい

同じ話題の中で、長尾さんが言ったのは、

「フォーミングの段階だから言いたいことが言い合えないのは問題ない、って考えてもいいんじゃないかな」

フォーミングというのはチームの成長ステージの4段階

①フォーミング(形成期)

②ストーミング(混乱期)

③ノーミング(規範期)

④トランスフォーミング(変態期)

のうちの最初の段階。

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フォーミングの段階は、まだメンバーが集まったばかりで互いのことがよくわからず不安な状態である。

そこを越えてストーミングに到達するには『コミュニケーション量の壁がある』


ここで藤村さんが、「タックマンモデルはチームのメンバーが共有して理解するのが大事かもしれませんね。」


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え、、、うお、、、、おおお!!!


この日、1番印象に残っているポイントである。

チームの成長ステージをチームのメンバーで共通して理解をする。

「僕たちはまだフォーミングだね。だから積極的にコムにケーションの量を増やしていこう!」
「そうだね。心理的安全性を担保していこう!」

とか、

「みんなが自分の意見を主張しているのはいいんだけど、これじゃあまとまらないなあ。」
ストーミングってことだね。問題の解決のためにちょっとみんなのコミュニケーションを見直して質を高めていこう。」

とか、チームのメンバーで話すとまではいかなくても共通理解ができていたらチームつくりはとってもスムーズなのかもしれない・・・・


チームつくりはリーダー1人でやるものではない

ともいえる。

いままでこの共有はやってなかった・・・!トライしよう!!

(この学びは本当に大きかった・・・)


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自分の意見として言う。

この流れでもう一つ印象的だった話。

チームつくりの最初の1歩って何ですかね?という藤村さんの問いに長尾さん。

「社長や部長など、『長』がつく人が目標を設定するのをやめること。」


なるほどな~とおもいつつ、中島さんからの問いかけ。

「自分がその『長』だとして、自分が思っているのと違ったものになりそうなときってどうします??」

つまり、

「今はまだフォーミングだから、出てきた意見を否定すると次から彼が発言しなくなるかもしれなくて、だから意見は違うんだけどここは言わない方がいいのか・・」

という時ありません?という話。

これに対し長尾さんは、流れに身を任すこともあるとしつつ、


『「俺は○○がいいけどな。」っていう。はっきり言うね。『会社の理念とか将来考えたら、俺はもっと目標高くしたいけどね』って。」


相手と自分の意見が違う場合、ついつい

それは違わない?」「普通はそうじゃないでしょ。」といった言葉で意見が違うということを表明しがち。

でもそれを

自分は、○○がいいと思う。」というように伝えると、相手の意見を否定することなく自分の意見を伝えられて建設的なコミュニケーションになる。

これも、今すぐにでも実践できる気づきとなった。



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これ以外にもタメになる話や質疑応答が続いた・・・

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この後も、チームを作っていく際に重要になるリーダーのタイプや、どのタイプのリーダーがどのタイプと組むと上手くいくか、

そしてイベント参加者からの質問への回答など、興味深いトピックがたくさんありましたが、レポートとしてはここまでにします!!
(2500字越えてきたので…Twitterで「#宇宙ボウズ」を検索して…)


今回ぼくはお二人の著書を読了してからイベントに参加して、非常に理解が進みました!

ちなみに長尾さんが、自身の著書にサインしてくださったんですが、そこには、

「チームつくりは2人から」

と書いてあります。すごい重要。本を読んだらわかるこの言葉…!


チームつくりやリーダーシップに興味がある方は、ぜひお二人の本を手に取ってみてください~~!!

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板谷隼(Hayabusa Itaya)
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