「趣味は読書です。」 この一言を言うためには、どんな本をどれだけ読むと良いのか。 中学生の頃。京極夏彦作「姑獲鳥の夏」に出会った。映画の時の俳優陣が好きで、脳内に堤真一を登場させることで一気に読み進めることができた。ここから私の読書法が確立された。常に映像化するのである。すると、例のレンガ本と言われる文庫本も難なく読み終えることができる。この経験を積み重ねると、好みではない物語に出会っても「大丈夫、レンガ本より薄い。すぐ読める。」と、読み切ることができた。 この読み方は、
私は幼少期から、飲み物はお茶か水か牛乳を選んでいた。突然だが、私のお茶遍歴を聞いて欲しい。 母が近所のお茶屋で買っていた麦茶。粒が大きく、食べられそうな見た目をしている麦を煮出して作っていた。冷たければ冷たいほど良いと思っていたのだが、小4の夏休み、キンキンに冷やされた部屋で飲んだ熱々のほうじ茶に魅了され、新学期から「お茶が熱いまま学校に持って行きたい」とねだった。「熱いお茶がうまいんよ」とか友達に言いながら、残暑に熱いお茶を飲んでいた。 ある日家に帰ってルーティンの冷えた麦
「コーヒーはブラック一択でしょう!」 「コーヒーにはミルクと砂糖が欠かせません!」 「コーヒーってなんかおしゃれ」 「コーヒー飲むと後味残って苦手」 「コーヒーって奥深い」 ちょっと待った。それ、全部正解。 私が愛してやまないカフェラテを例にしてみよう。カフェラテはイタリア語でコーヒーと牛乳を意味する。ただ、イタリアでコーヒー=エスプレッソが一般的であるため、カフェラテといえばエスプレッソと牛乳を指すことが多い。 エスプレッソって何なのさ(小声) 聞こえる、聞こえる、