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自分の研究題材
2025年に取り組みたいこと。
自分の好きなもの、強み、自分が時間を忘れてできることをなんとか組み合わせる。
それは、人類学や思想みたいなことと、career counselingを組み合わせることだ。
特に、実存主義(自分の道を自分で切り拓こう)と
社会構成主義(事実はナラティブから生まれる)や
ポストモダニズム(メタナラティブを否定し多様性を尊重)が好きだ。
人類学も「違い」を前提に受け入れている姿勢が好きだ。
心理学から離れたくなった理由も、心理学がただ1つの真実、つまり科学性を崇拝しすぎているためだ。DSMのような画一的な診断基準ではなく、いわゆる精神疾患は社会による影響で生まれると考える(フーコーのような考え方、医療人類学)。実は自分は元々還元主義的で、人を科学で説明できることに高揚感を覚えていた。例えば「セロトニンが幸福度を増加させるなら、セロトニンの分泌を上げるような活動をすればいい!」と言うような感じ。
しかし、本来、臨床心理などの実践的な領域では、いかに個人と社会の、個人と個人に空いてしまった穴を生きやすくなるくらいまで小さくするかが大切である。そして、そのためには、ただ神経心理学的なアプローチだけでなく、ホーリステックな視点が必要だ。心理の実践と基礎研究が相反する方向性を向いていると感じざるを得ないし、ここが対立の原因でもあると思う。
このような、人はみんな違うもので、事実は人の数だけ存在するという前提となる考え方と、キャリアカウンセリングの実践をうまく繋げていきたい。
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そして研究者としても実践者としてもなんとか道を作っていきたい。
現状Savickas (サビカス) の career constructionism theory (キャリア構築理論)を勉強している。
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