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2020年6月の記事一覧
書くことの、もっと高い場所へ。(cakesコンテスト結果発表に寄せて)
スマホの画面に映し出された文字を、必死で追った。
名前があってほしい、という気持ちが半分。
もう半分は、ないかもしれないという恐怖。
それから、ほんの少しだけ、ないといいなって、そう思った。
だけれども、なのか、驚くことに、なのか、安心した、なのか。
私の名前は、二枚目のスライドの下の方に、ちまんと並んでいた。
〇
書いたものに、自信がないわけではなかった。自分の中の大切なものを、精一杯
バケツの底の小さな穴
・人が寝静まったあとのほうが、筆が進むと思う。なぜだろう。思考が静かになって、邪魔をされない気がする。
・何かを書こうと思い、パソコンをつけて、そのまま布団で寝てしまった。起きたら家人は寝静まり、少しこもりがちな部屋の空気と、蛙の泣き声だけが残っていた。
・そういえば、この土日にどこもかしこも田植えをしていた。空を映す鏡張りに、小さな苗が行儀よく等間隔で並んでいる。かわいくて、微笑ましい。