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Photo by
comafumi
私は
占いばかりして居た。
占いに頼るばかりに、誰も私の事を好きでいてくれる人、心配してくれる人、声を掛けてくれる人なんて、誰1人いなかった。
歯車が狂い始めたのは、出会い系をはじめて紹介されてから、私は恋の仕方を忘れてしまった。
占いを信じて今まで生きてきたけど、占いを信じても誰かの言葉や気持ちを理解できるわけでは無い。
所詮、好きとか趣味の程度で楽しむのならいいが、相手の気持ちを探ってやろうとするのはやはり、おかしいと私は思ったので、占いは辞めた。
その代わり、自分自身を大切にいたわり、想ってくれる人を探すことにした。
気が合えば会って話したり、デートしたり、手を繋いだり、そんな事をしたかった。
純粋に付き合ってくれる人なんて、この世の中にはあまりいないのかもしれないが、自分の私利私欲の為に人を使うのはおかしいと思う。
自分の事を大切に想ってくれる人、気にかけてくれる人で、自分よりも他人のことを尽くしてくれる人がいいなって思う理想がある。
今は、そう言う人はいないけれど、いつか、そう言う人に出会うまでは、楽しく独り身の幸せを噛み締めて生きていこう。
そう思うのでした。