君に降る雨　ノノカVer.

「ノノカ、ノノカったら」と何やら声のする方に目を向けると、ミユキがそこに居た。
ノノカが「あれ？私、さっきアユムさんって人に乗せていって貰ったのに、どうして私此処に居るの？」と目を覚ますと事の重大さに気づいた。
その時、ノノカはバックが横にない事を気付いた。
ミユキが「ノノカ、バック取られて、騙されたんじゃないの？ずっと眠っていたみたいだけど」と話をしていた。
ノノカが「いてて、さっきまで、もしかしたらコーヒーをアユムさんに貰って飲んだんだけど、いつの間にか意識が遠のいてて」と何やら今までの話を始めた。
ミユキが「それは、きっと睡眠薬を飲まされたんだよ。現にバックを盗まれたって事は、お金目当てだったのよ」とノノカを心配していた。
ノノカが「まさか？そんな事あるはず無いのに」と驚いていた。
ミユキが「でも、ノノカが無事で良かった。こんな事になっているなんて思って居なかったから」とノノカを抱きしめた。
ミユキは、「そうだ。これ、お店で買って来たんだけど、飴しかなくてごめんね」とフルーツのど飴をノノカの口に入れた。
ノノカは「ありがとう。何だか少し元気が出て来た」と嬉しそうにしていた。