こだわりを持つ子について~アイテム編~
こんにちは。
今日は、「ちいさなこだわり」について、書いてみたいと思います。
こだわり、って、人間だれしもあると思うんですよね。
それは「個性」で、とても素敵なことだと思うんです。
ただ、「こうじゃなきゃいけない」とまでになると、その子の「生きづらさ」が生じてきますよね。
例えば、
「お出かけするときに、何か自分のおもちゃの一部をもっていかないと気が済まない」といったお子さんに出会ったことがあります。
その子は、本当なら、自分のお気に入りのプラモデルを持って歩きたかったそうですが、両親に怒られ、「おいていきなさい」と言われたので、
「どうしても持っていきたい」という欲求から、「プラモデルの一部をポケットの中にしのばせておく」ことにしたそうです。
それで、本人は、「安定」しました。
よく、親御さんが困るものとして、「毛布」のこだわりがありますね。
寝るときに使うわけではないけども、お出かけの時にも持っていきたい「大事なお友達アイテム」です。
でも、毛布を持って歩かれても非常に困るのもわかります。
ですから、外へ行くときのために、「自分の分身くん」を作っておくといいでしょうね。
例えば、小さなぬいぐるみでもいいですし、小さなタオルハンカチでもいいかもしれません。
「お出かけの時のお友達は、これを持っていきます」と、決めておくと
子どもも安心して日常からそのアイテムに愛着をもって接するでしょう。
自分のにおいのするものが安心の材料になるのもありますね。
あと、常時、さわっていられる安心感を得る材料として、
「必須アイテム」なのです。
ですから、お気に入りのぬいぐるみが汚くなったからと言って、
子どものいない間に捨てたりすることは、絶対にやめてくださいね。
両者の合意のもと、処分するときはしてください。
そして、「アイテム」を人の前に出すことを、かたくなに禁じることも
やめてください。
その子の、いわば「分身」なわけですから、「否定」をしないでほしいんです。
大きくなったら、たいていのことは、「折り合い」がつけられるようになっていきます。
その時まで、長い目で見てあげましょう。