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うつ状態の悪化と回復
久々の投稿です。
前回の投稿以降、うつ状態が悪化して精神的な余裕がなくなり、このnoteの存在すらすっかり忘れていました。
朝全く起きれなくなって会社に行けない日が断続的に続き、社長と相談した結果、傷病手当をもらってしばらく休もうということになったのが、5月の後半頃。
とはいえ残務がけっこうあったので、6月中はなんだかんだで、在宅で半分近く働いたと思います。
7月はなんとかほぼ休めましたが、個人でやってる仕事もあり、完全には休めませんでした。ただし仕事のプレッシャーが激減したこと、ずっと家にいて自分の好きに時間を調整できたことで、かなり気楽に過ごせました。
投薬治療については、抗うつ薬との併用が禁忌であるコンサータを中断し、SSRIであるレクサプロに変えました。またそれまで飲んでいたエビリファイはそのまま続行しました。
あとは、ひたすら寝るべしという主治医の言葉に従い、ひたすら寝まくりました。というより、寝ざるを得ませんでした。
うつが酷くなると、仕事も家事もできなくなるのは当然のこと、好きな読書もできず、それどころか座る姿勢を維持すること自体が困難です。テレビを眺めても内容が頭に入ってきません。
来る日も来る日も強烈な眠気に襲われて何もできず、ある時、この眠気はレクサプロのせいではないかと思い至り、主治医に相談したところ、では薬を変えましょうということで新薬のトリンテリックスを試すことにしました。
これが大正解で、めちゃくちゃ体に合ってました。飲んで2日目くらいで効果を感じ、明らかに体が楽になった感触がありました。
同時に、やはりうつの回復には体を動かすことと、自然に触れることが一番だというのは経験的にわかってましたので、妻と2人で始めたハイキングに毎週のように行くようになりました。ただし妻はほんとに体を動かすことが苦手で、登りや下りがダメなので、現在ではキャンプに行くようになりました。このあたりの話は、また詳しく紹介したいですね。
7月後半あたりから、少しずつなら働けそうという感触が得られたので、まずは時短で職場に復帰し、徐々に働く時間を延ばしているところです。
意識的に自然に触れたりすることと、頭が拒否してるときは仕事をせずにひたすらボーッとすること、また、適度な運動を行うことで、再び悪化せずになんとか持ちこたえられていると思います。
やはり何より大きいのは社長がいろいろと気遣ってくれて、働く時間をコントロールしてもらえてるのが有り難いです。やはりこの病気は、何よりも置かれた環境に左右されるので、どうしてもストレス源となる職場を変えられなかったり、そもそも家庭が原因であるような人は、本当に治すのが困難です。
人間はそれぞれパーソナリティが違うので、どんな環境がその人に合っているかは千差万別です。自分に合った環境を自ら構築していけることが理想的ですが、それが難しい人が大多数でしょう。
あらゆる人が無理なく暮らせる社会の実現は、まだまだ遠い未来の話なのかもしれません。