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シンプルと屈折の間に。ー冷静と情熱のあいだRossoがひどく眩しくBlueもすんなりと読んで、月日は流れた

2024版の良書。
それは「蓄積の記憶」からではなく
今年 Now  に
改めて
推せていただきたいと思う書だけを
書きたいと思うのです。心から。今を生きる、皆様へ。


昔、こころに残って……….。そう書きだすと


「良きものはふるびない」と頷く人と
「現代物が良い」と答える人と。

反応が分かれるでしょう?

今 わたしは「ちくせき」と言う言葉を
漢字変換して、ふと立ち止まりました。

知識の泉。は 良い言葉だけれど
蓄積という言葉の波動が悪い…………..。

おそらく「人が一生の間に読む書物」を
選び直す作業(取捨選択)を経ないと

混沌のもとだからでしょうね。
ちくせき。酷く読みづらい漢字。


ですから
RossoとBlueの「冷静と情熱のあいだ」を
わたしの読書遍歴の部門からは
推せてくださいね。

ハードカバーでした。
麗しい本でした。

装丁からして既に惹かれました。

文章はあざとい文章
ただし とてつもなく的確な日本語だと…….羽鳥は思う

恋愛小説に、何を推しますか。
成熟した大人の魂を描きだす文章たちを羽鳥は好みます

それなら

冷静と情熱のあいだの「ハードカバー」を
推させてくださいね

冷静と情熱のあいだが執筆されていた時代の
イタリアを

その職人と音楽家たちと
修復に特化された人たちの 彫刻などへの 熱いまなざしを


未だに
読み返さなくても、ふと 遠く遠くイタリアを想える良書です


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