中上健次　眠りの日々 (「十八歳、海へ」収録の小説)　あらすじと感想

あらすじ

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自宅
道でけが
ボーリング場前の喫茶店で充と西川と会う　主人公が腹違いの兄弟を喫茶店で見かける
オートバイ
回想(兄)
自宅　まつりの日
オートバイ　海へ
喫茶店　西川　駆け落ち相手に怒られる
海で相撲

感想

　何が書いてある小説なのかというと特に何も書いていない。家庭環境の問題が主人公にはあるがありふれたものである。退廃的な若者の暮らしぶりの中から中上健次が何を伝えたかったのか、わからなかったが、そもそも主張のこめられた小説ではないのかもしれない
　原稿用紙換算枚数でいうと70枚程度の小説で短い。その中に若者の暮らしが書いてあり、わびしさみたいなものもある。私はこういう小説が好きだが、面白い、楽しいというわけではないので、受け付けない人が多いだろう
　私が書きたい小説とはこの作品に近いものである。感想としてそれだけになる