ちいさな独裁者[気づいてる,ネタバレ,エンドロール,考察,要約,感想]
脱走した上等兵の度胸 ヘロルトの話術の才能と大尉の権力
服装には機能面や過ごしやすさ、自己表現や以外にも、社会的地位の表現なるという。仮に国会議員が部屋着で議会に出ていたら、見ている側としては拍子抜けるだろう。背広を着ているから社会的地位があると周囲に認められる面もあるということだ
今回記事にする映画、「ちいさな独裁者」では上等兵であるヘロルトは軍隊から逃げ出して、戦場をさまよっていると大尉の軍服を手に入れるという導入から始まる
大尉の軍服を着ていたところに隊とはぐれた兵士、フライタークが合流させてほしいと頼んでくる。ヘロルトはフライタークに対して、将校らしく振舞った。それ以降ヘロルト大尉はドイツ国防軍空軍大尉にふさわしい態度で周囲に接するようになる
ヘロルトには話術の才能があったのか、ペラペラとそれらしいことを周囲に話した。ドイツ軍の脱走兵に略奪の被害にあっている村の住民には、犯罪被害の分の保証をすると言って肉料理にタダでありついたり、野戦憲兵隊には自分はヒトラーの指令で動いているとかんなんとか言って説き伏せてしまう
脱走兵ハロルド大尉が脱走兵を処分する
自身が脱走であるハロルドは、脱走兵の収容所で即決裁判所を脱走兵を処刑する。収容所内での権力闘争に勝利して、いつのまにか収容所の事実上のトップになってしまう
気づいている?ヘロルト大尉の小隊に周囲は
ヘロルトの軍服のズボンのサイズが違ので、周囲の者たちはヘロルトが偽の大尉だと気づいてると考えてもおかしくはないだろう
予告編の愉快なBGMとはかけ離れたストーリー
ヘロルト大尉は法的な手続きを経ずに囚人を処刑し、
ヘロルトは結局捕まるが、処刑にはならず、ベルリンで連合国に抵抗するように指示をされる。犯罪を犯したのに無罪と変わらない扱いにされたということでる
ラストシーンの骸骨だらけの森を歩くシーンはヘロルトの被害者たちだろう
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