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第十七捕虜収容所[感想,要約]


1953年に製作された白黒映画

 観ていて感じるのが、この時期の映画はまだ発展の途中であり、カメラのとりかたからなのか、画面に動きが少なく物足りなさはある
 脱走者が収容所から逃げ出したときに、脱出した抜け穴の先にナチスの兵がおり、銃殺されるという導入である。なぜ、脱走がばれていたのか、誰かがナチスに情報を流しているのではないかと捕虜たちは疑う。ナチスの兵士と仲良くしていたセフトンに疑惑の目がかかる、というわけだ
 


ナチスドイツの捕虜収容所でのアメリカ兵の生活は?

 強制収容所ではなくアメリカ軍の軍曹を詰め込んだ捕虜収容所で、ナチスの無慈悲ばかりを押し出した映画ではない。コメディの要素もあり暗すぎない。捕虜の生活とは案外自由がきいて、バレーボールやクリスマスなどの余暇活動を楽しんでいたりと、予想よりは気楽なものだったのだなとは思う
 余談であるが、「大脱走2」では捕虜の待遇をいいものにした、捕虜収容所の所長はゲシュタポだか、SS親衛隊だかに処刑されてしまう。その所長は決まり通り、捕虜に待遇を与えただけであるのに、戦争とは人間を麻痺させるのだなと思う


スパイの疑いをかけられたセフトンはどうした?

 スパイ疑惑のかかったセフトンは本物のスパイを見つけ出す。詳しい内容は映画をご覧になっていただけたらと思う。みんなに嫌われていたセフトンがスパイを見つけて、その他もろもろも回収して映画は一件落着である


面白かった

 最近の戦争映画であるような、映像美を利用した戦闘シーンでは感じられない面白さがあった



 

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