ビジネスの成否を分かつ資格の二面性-認定性と推薦性
今日のは、ぼくの超個人的見解です。
決して間に受けてはいけません。
ひとつの見解ですので、
ぼくはかつて、自他ともに認める資格ホルダーでした。
もう今となっては、
資格も称号もいらん!
となっているぼくですが。
これまでに50近くの講座を受講し、
ライセンスをいただいてきました。
その中で、資格には、2つの性質があることに気がつきました。
▷認定と推薦は天と地ほどの差がある
2つの性質とは
認定性と推薦性です。
自動車の運転免許なんかは、
認定性です。
あなたは、車を運転しても大丈夫ですよー
と、国土交通省からお墨付きをいただき、
ルールの中で車を運転します。
一方で、推薦性のある資格があります。
例えば、本の帯に書かれているようなものです。
「この本は、2023年の最高傑作だ!」と
著名な方が書いていれば、
すんごく嬉しいですよね。
推薦性のある資格は、
人に権威性を与えて、信用を生み出します。
ルールは、とくにない。
この人はすごいよ?
みんな、価値を受け取った方がいいよ?
となるのです。
両者は、天と地ほどの差があります。
▷認定性の縛り
ひとくちに「認定」と言っても、
認定性を帯びるものと、
推薦性を帯びるものがあることに気が付かねばなりません。
資格とは、
何かから許可を与えられるものです。
例えば、医師免許は、
「治療をしてよい」という認定です。
治療の許可を与えられるのです。
しかし、医師免許は一定のルールの範囲の中でのみ有効です。
手塚治虫のブラックジャックのように、
こっそり手術してはいけないし、
法外な請求もしてはいけません。笑
ただ、なぜルールが設けられているのかといえば、
文化や信用が崩壊しないためです。
▷認定には、明確な上下関係がある
ぼくはかつて
さまざまな認定を取りまくりました。
Google
Microsoft
Intel
Apple
そして、数々の協会のコンテンツを受け取り、
修了証と認定をいただいてきました。
今でもお世話になっているものがたくさんあります。
認定をいただく度に、
周りから「すごいね!」「おめでとう!」という言葉をたくさんいただきました。
嬉しくて嬉しくて、
また次の資格、また次の資格、と次から次へとチャレンジをしていきました。
しかし、冷静になって考えると、
いつのまにかそこには上下関係ができていることに気がつきました。
認定する側とされる側。
よく「◯◯協会認定」というのがありますよね。
そこには、明確な上下関係が生まれるのです。
ぼくは多くの企業から認定をいただきましたが、
なぜ自分が上下関係の中にいるのか?にすぐには気がつくことはできませんでした。
▷認定性の本質的な意味
日本には、たくさんの協会があります。
ぼくも今でも所属をしているものがたくさんあります。が、
その多くは「推薦性」がある資格だからです。
そこには、自由の保証があります。
「認定性」の本質的な意味は、
「商品の販売の許可」です。
例えば、医師免許は、治療を売ってよいという許可です。
教員免許は、教えることを売ってよいという許可です。
調理師免許は、料理を売ってよいという許可です。
協会団体の発行する認定は、
その多くが、協会独自のノウハウを売ってよいという許可なのです。
ただし、いずれの場合も「ルールの範囲内で」、が条件となります。
▷認定性のルールとは
ここなのです。重要なポイントです。
団体によってさまざまです。
ルールの中には、
・人を大切にする
・フォローを厚くする
など、お客様と接する中で大事な要素もあります。
また、
・ノウハウの無償提供禁止
・コンテンツのアレンジ禁止
・ロイヤリティの発生
など、協会を維持していくために欠かせないこともあります。
個人の活動に制約がかかるものもあります。
どんなに、その人に価値があっても、
価格を自分でつけることができなくなることもあるのです。
団体に所属をすれば、
コンテンツの仕入れはとても簡単になります。
例えば、
「日本の田舎お料理協会」(フィクションです)があったとします。
認定を受けると
そのレシピを使ったお料理講座を売ることができます。
自分で、レシピを開発する必要がないので楽です。
でも、厳しいことに、
「調味料の分量を変えたいな」
「もう少し煮込んだ方が美味しいのに」
と思っても、変えてしまってはいけない、
というルールがあったらどうでしょう?
これが認定性のルールです。
▷推薦性は自由度が半端ない
団体によって、
推薦性のある資格を発行することもあります。
この人は、本団体のお墨付きです。
団体に権威があればあるほど、
箔がつきますし、
自分も自由に活動をすることができます。
また、あらゆる特典を受けることも活動の後押しとなります。
今、自分の活動している団体は
認定性か?推薦性か?
どっちの資格を発行しているだろうか?
考えてみるきっかけとなれば嬉しいです^_^
#ラジオ
私自身へのサポートも嬉しいです!この記事単体へのサポートも嬉しいです!!よろしくお願いします。