HATEGRAPHICS アサヌマ

Visual Jockey, Video Editor, Music Selector…

HATEGRAPHICS アサヌマ

Visual Jockey, Video Editor, Music Selector, ER-404, Brain Damage Club ❤︎ Fulham FC / 横浜FC

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心の余裕を持ちたいね、って話。

私にはよく行く喫茶店がある。家から徒歩数分。素敵な老夫婦がやっている店だ。 入り口にはエルヴィス・プレスリーとマリリン・モンローの写真が飾られ、まるで彼ら夫婦の若かりし頃の写真かのように飾ってある。とても素敵だ。 中に入れば私が大好きな50・60年代のオールディーズがかかっていて、昔ながらのモーニングやランチが楽しめる。 いつだって来店すると、高確率で年長者たちが雑談をしている。みんな若い頃からの仲間のようだ。 彼らは日常会話をひっきりなしに喋っている。ふわりと聞いてみる

    • 憧れの人に絵を描いてもらったお話

      最寄駅に程近いバー、「アフリカの夜」で見つけた1枚の絵を見て心が奪われた。そこが今日の話の始まりである。 独特な絵—— といったら拙すぎる表現だが、酒でやられた脳ではその程度しか評価する言葉が見つからなかった。「なんという方の作品だろう?ふむふむ、misayo yonaiさんか。覚えておこう。」 今では色褪せた甘酸っぱい思い出の中に(察して)、唯一カラフルな記憶として残っている。これが第一章。 SNSは便利だ。 現実で素敵な絵画を見つけるだけでなく、検索をして本人の作品

      • 最近定期的に見る夢の話

        私は睡眠から目覚める時、夢を記憶するために振り返り思い出す癖がある。この習慣のおかげか大抵の夢は覚えているし、たまに明晰夢のような状態になる。 ただ、世間で言われているような「自由に行動できる」利点はほぼない。無理やり内容を変えようとすると、物体がAIの生成した動画のようにおかしな変化を起こすだけで、何も面白くない上に不気味なので気づいた時はすぐ目を醒ますようにしている。 定期的に見る夢がある。 最近と書いたが、いつから見始めたのかは正直定かではない。もしかしたら昔から見て

        • AIに学ぶ秋のデート必勝法。

          久しぶりにChatGPTを触ってみた。 金木犀の香りが漂う街に女性を連れ出したい男性読者諸君、ぜひ参考にしてくれたまえ。 問1.「金木犀を見に行こうとデートに誘うのはアリですか?」 金木犀を見に行くデートのアイデアは素晴らしい選択です。金木犀は美しい花と甘い香りで知られ、秋の訪れを感じることができる素晴らしい機会です。デートの際に自然や美しい景色を楽しむことは、ロマンチックで特別な経験になるかもしれません。 金木犀の香りを楽しむデートは、季節感を共有し、お互いに感謝の気持

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        心の余裕を持ちたいね、って話。

          人生で最も最悪な一日(2023.10.8)

          こんにちは、アサヌマです。 皆様は人生で最も最悪な日といえば何を思い出しますか?ぜひ今度会った際に聞かせてくださいね。 私は本日がまさにそれでした。今からここに綴ってその気持ちを成仏させていきたいと思います。そして仏になります。 たった今起きた惨劇の顛末私ね、塩やきそばがとっても好きなんですよ。完全にソースよりも塩派。もし私のwikipediaを作る際はぜひ載せて欲しい情報、というくらい好き。 そして本日食べていく商品は、100円ローソンで見つけたこちら。僕の性癖にがっ

          人生で最も最悪な一日(2023.10.8)

          オフィスレディの休日

          先日、VJの現場に電車で向かっていた時の出来事について話そう。ちなみに、内容はほぼないものだと思って欲しい。 横浜で重い機材を持って通勤快速に乗り込む。その日は雨が降っていたので気分は最悪だ。 混んでいて、座れる気配もないのでなんとかドア際に荷物を置き、とりあえず目だけ瞑ってコンセントレーションしようと思ったその時、 「えええ!マジすか!!こんなことってあるんだ!!マジすか!!」 とかしましいOLらしき女性2人の声が聞こえてきた。 目を開けるとほぼ目の前で異常に興奮して

          オフィスレディの休日

          30代最後の日

          遂に明日、私は40歳になる。 世間的に見れば立派なおじさんである。 満員電車に揺られ、痴漢に間違われないよう車内で万歳ポーズを決め込み、会社では上司にグチグチと文句を言われ、汗水垂らして働いたお金は妻に吸い取られ、娘からはキモいと罵られ、息子の運動会ではハプニング大賞に出てくるような転け方をし…。 そんな姿を想像していた。だが現実はどうだ? 仕事は基本家でこなし、週一の出勤と、その他はかなりの頻度で日本各地(時には海外まで!)を巡る日々。週末のクラブではVJをしたりフロア

          記憶は心の奥底で輝き続けるものなのか、あるいは埋もれて朽ちるものなのか。

          今日、私は実家に用事があり帰ってきました。三浦市というところなのですが…ご存じでしょうか?神奈川は三浦半島の南端にあるマグロと大根、キャベツやスイカなどが有名な街なのですが、神奈川県で唯一の消滅可能性都市です。 ちなみに消滅可能性都市というのは、 「出産の中心となる20~30代の若年女性の人口が、2010~2040年の間に5割以下になると予測される自治体」 のことだそうです。他に7町1村が神奈川県では指定されているそうですが、市としては唯一とのこと。 話は変わりますが

          記憶は心の奥底で輝き続けるものなのか、あるいは埋もれて朽ちるものなのか。

          謎のスーツ4人組、ご乱心。

          先日、バーで知り合ったスーツ4人組との会話があまりにも酷くて、ふと思い返した時にちょっと笑えるのでここに残しておくことにした。 知り合ったと言っても、すでに名前も顔も覚えていない。ただただ下品で不快な話を繰り返すしょうもない人たちで、全員がスーツを着ていたことしか思い出せない。 ところで、自分は初対面の人との会話が好きだ。会話はキャッチボールである。求められたボールを投げ返して、それが相手のミットにスパーンと収まった時の快感はなかなかに昇天モノである。 つまり自分は、相

          謎のスーツ4人組、ご乱心。

          Throw Away Your SNS, Rally in the Streets.

          というわけで、オーストラリアはメルボルンに行ってきます。ちなみに、来月後半は北海道です。久しぶりのVJもあります。 急に人生が廻り出した感のある2023年。ガンバリマス。 久々にパスポートを取得 あの収入印紙やら買って貼っての無駄な時間ってなんとかならないものかね。印鑑がないだけマシとはいえ、 戸籍謄本を市役所に取りに行くのも(マイナカードで簡単に発行できない自治体!)非常に無駄に感じた。 先日「小津安二郎展」で港のみえる丘公園に行ったのだけど、今回はパスポートセンター

          Throw Away Your SNS, Rally in the Streets.

          The Remains of the Day

          4月もちゃんとnote更新するんです。有言実行。 タイトルはイギリス人でノーベル文学賞作家、カズオ・イシグロ「日の名残り」。 移り変わる時代の中、古き良き「品格」を持った執事のお話です。そのうち書評とか書きたいくらい。 おすすめ。 ちなみに黒澤明「生きる」をイギリスを舞台にしたリメイクの脚本をカズオ・イシグロが担当するらしいですよ、文学に明るいそこの奥様方。 桜舞い散る中に忘れた記憶となんとかかんとか。 今年も変わらず桜が咲き乱れ、一瞬ではありますが人々の生活を美しく

          The Remains of the Day

          You cannot live your life to please others.The choice must be yours.

          ようやくnoteを綴ることが億劫ではなくなってきた今日この頃。 私アサヌマ、近頃は記憶の定着が曖昧になっているのをひしひしと実感しております。幾つになっても感動はするものの、それをすぐ忘れていくのはあまりにも寂しい。 ということで見た映画や小説などの一言感想をやっていこうと思います。 今までの人生、映画というものを数多くは見てこなかったのですが、その中で一番好きな映画はキューブリックの『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』で

          You cannot live your life to please others.The choice must be yours.

          怒れ、怒れ、消えゆく光に。

          はいさい。 タイトルはまたもディラン・トマスの詩の引用からですが、沖縄記の第三弾です。 今回は夜の話。(喉が焼けるような)熱い夜を過ごしました。 お酒を飲む時って、どうしても写真を撮らずに人との会話が中心になる。 一期一会ですもんね。 「茶会に臨む際は、その機会を一生に一度のものと心得て、主客ともに互いに誠意を尽くせ」 とは申しますが、その時限りで刹那的じゃああまりにも寂しい。 "初めてお会いしたこの人と、その後もどこかで人生が交差するかもしれない"という可能性を残した

          怒れ、怒れ、消えゆく光に。

          老いても怒りを燃やせ、終わりゆく日に。

          はいさい。 タイトルは相変わらずディラン・トマスの詩の引用からですが、沖縄記の続きです。 食事。普段は食にさほど興味があるわけでもなく、旅行中もコンビニでいいか別に、となる私。とはいえそんな今までの感覚を今回は捨て、友人に身を任せてみました。 観光客だけでなく、地元の家族連れ、カップルなんかも多く来店されているようでとても活気があり良いお店でした。 撮影してはいないけど、肉メニューを頼むと自動でサラダ、スープ、ライス(パンも選べた気がする)がついてきて◎ ホテルを朝食

          老いても怒りを燃やせ、終わりゆく日に。

          穏やかな夜に身を任せるな。

          noteを毎月欠かさず更新しようと思っていたが、3月も後半になってしまった。習慣化というのは本当に難しいと思う今日この頃。 タイトルはディラン・トマスの詩で、映画「インターステラー」内で繰り返し引用されるフレーズ。鑑賞した映画についてのメモを残そうと思ったけど、それはまた後日書くということで…最近の出来事などについて記しておこう。 沖縄に行きました(無理やり企画を考えて、半分仕事)。 お宿。ゆいレールの「県庁前」駅近くに泊まりました。 国際通りまで歩いても10〜15分

          穏やかな夜に身を任せるな。

          散る花の 二度と咲くとは 思はねど せめて残さん 花の香りを

          2月に入ったので、note更新。 「散る花の 二度と咲くとは 思はねど せめて残さん 花の香りを」 タイトルは、18歳で逝ってしまった特攻隊員の辞世の句です。先日初めて知ったのですが、すごく心を揺さぶられました。心がスクリューするような感じ(多分左回りで)。 そんなこの感情…どこかで体験したことがあるなと思い返してみたところ、子どもの頃に読んだ歴史の本で見た、儚い句を知った時に似ていたんです。 北条早雲との戦の果てに滅びた三浦一族、三浦道寸(義同)が自刃する際の辞世の

          散る花の 二度と咲くとは 思はねど せめて残さん 花の香りを