見出し画像

カラーセラピー入門・カラー心理②・ユング&フロイト

カラーセラピーは色彩心理の応用・・・言い換えれば、心理学をフル活用しています
養成講座にもきちんとカリキュラムで登場します
最近は、嫌われる勇気で有名なアドラーが人気ですが、カラーセラピーでは、他の心理学者について学ぶ事になります


心理学の歴史

古代では哲学者と呼ばれる人々によって心や魂というレベルで思索されていました
『アリストテレス』が有名かもしれません

学問てして成立された時代は・・・・

近代心理学として確立されたのが、ドイツの心理学者『ブント』が有名です
心理学の父とも言われ、感情について研究しています
『快・不快』の研究や『ブント曲線』がセラピーと深く関わっています
『ブント曲線』では、現在でも商業的に採用している『1/f』ゆらぎが登場します
ゆらぎのリラクゼーション音楽も発売されているほど現代商品に使われています

科学が発展した20世紀

心理学も言うまでもなく、20世紀に入り、科学など学問は猛烈に発展していきます
心理学でも精神分析を提唱した『フロイト』もこの時代に登場しています

精神分析のフロイト


フロイト【1856年-1939年】

フロイトは各分野に深い影響を与えた人物です
心理学に関わる分野の学びをすると必ず出てきますよね~
深みにハマるという言葉が私にとっては適切でしたが、本当に考えれば考えるほど心理学は分からなくなる学問です
でも、自分に深く関わる分野だからこそ、追及すると面白い分野でもあります
では、フロイトが提唱した分野を少し

無意識の存在

人間の行動や思考の多くは無意識の影響を受けていると考えました

夢分析

夢は無意識の願望や欲望を表すものであり、夢を分析することで無意識を理解できるとしました

エディスコンプレックス

幼児期において、男児は母親に対して性的な愛情を抱き、父親を競争相手とみなすという理論

防衛機制

人間は無意識のうちに不安やストレスから自分を守るために様々な防衛機制(例:抑圧、投影、合理化)を使うとしました

自由連想法

患者が思いつくままに話すことで無意識の内容を明らかにする治療法です

リビドー

性的エネルギーや欲望を指し、これが人間の行動や発展に大きな影響を与えるとしました

精神構造モデル

人間の心を「イド(本能的欲求)」「エゴ(現実的調整)」「スーパーエゴ(道徳的規範)」の三つに分けました

皆さんも何個は聞いたことがある考え方があるのではないでしょうか?
カラーセラピーの分野では、無意識の存在と精神構造モデルについて勉強することが多いのですが、カウンセリングを極めたい方は、『防衛機制』や『リビドー』は別途専門書で勉強する事で今のクライアントがどうしてこのような行動を起こすのか?というヒントに気が付くことが出来るようになります

分析心理学のユング


ユング【1875年-1961年】

ユングは、スイスの精神科医であり、フロイトの弟子としても知られていますが、独自の分析心理学を提唱していて有名です
深層心理でユングにふれる事が多いと思います

フロイトとの違いもありますが、ユングが提唱したものを少し

集合的無意識

ユングは、個人的無意識に加えて、全人類に共通する無意識の層を提唱し、これを集合的無意識と呼びます

元型

集合的無意識の中には、普遍的な象徴やイメージが存在し、これを元型と呼びます
代表的な元型には、アニマ・アニムス(異性の側面)、グレートマザー(母性)、ワイズオールドマン(賢者)、シャドウ(影の自己)などがあります

ペルソナ

社会生活を送るために必要な仮面や役割を指します
例えば、職場での自分と家庭での自分が異なるように、状況に応じて異なるペルソナを使い分けます

タイプ論

ユングは、人間の性格を外向型と内向型に分け、さらに思考、感情、感覚、直感の4つの機能に基づいて分類しました

個性化

ユングは、自己実現を目指す過程を個性化と呼びました
これは、無意識の内容を意識化し、自己の全体性を追求するプロセスです

カラーセラピーではユングが満載

何と言っても、『集合的無意識』
カラーセラピーで投げかけられる多くの言葉は、この『集合的無意識』から派生された言葉を使うことになります

集合的無意識は、自分自身は経験していないのに、知っている万人に共通している事があるという考え方です
フロイトには無い考え方で、この集合的無意識があるからこそ人々は、ゼロベースから学びが少なく、時短されていることになります


さて、心理学のフロイト・ユングについて触れていきました
次回は、集合的無意識について触れていきたいと思います

いいなと思ったら応援しよう!