我慢してるのに痩せない。そんな時は、肉と米を食べてみる。【#やり直し美容】
私がダイエットをやり直したのは、38歳の頃。
持っている服が全然似合わない! 何を着ても全部おばさんぽく見える!
ーーある日、そんなふうに思いました。
もともと肉付きのいい体型のため、万年ダイエッター。けれども運動嫌い。ジムに入会しても行かずに会費を払うようなタイプです。そのため、35歳くらいからは、パーソナルトレーニングに通うようになりました。
なのにきた! 体のおば化が……。
体重は変わってないのに服が似合わない! 体がまるい!
何これ? やばい!!ーーと思いたち、ボディメイクでお馴染みの石本哲郎さんのジムの3ヶ月集中ダイエットプログラムに入会しました。
で、そのダイエットプログラムで課されたのが食事日記。
1日に食べたものを記録していくだけですが、ここでわかりました。圧倒的に栄養不足だったということが! タンパク質が足りてなかったし、炭水化物も足りてなかった。なのに、脂質が多い。
私はおやつが大好きです。近所にはお気に入りの焼き菓子屋さんがあるし、好きなカフェもある。ひと休み的におやつを食べることが本当に多い。しかも好きなのは、クッキーとかショートブレッドみたいな、バターたっぷりの焼き菓子です。そりゃあ太るわね。
で、まず取り組んだのが、お肉や魚、卵を意識して食べること。
一般的にタンパク質って、体重の数字とおなじグラム数が1日の必要量。体重60キロであれば、60gということですね。
この1日に必要な60gのタンパク質を3回の食事で分割して摂るとすれば、一食あたり20g。たまご1個が6gほどと言われてるので、朝、パンに卵というメニューを想定すると、目玉焼き3個みたいな……。
要するに、相当意識しないとタンパク質って必要量が足りないんですよね。
しかも、私みたいに筋トレしている人は、この1.5倍が必要だと言われてます。
必要な量の栄養素が足りてないと、当然体は栄養を欲する→「何か食べたい!」センサーを脳に出す→お菓子とか食べてまたまた栄養不足。なのにカロリー過多で太る……。みたいな悪循環です。
こんなことを理解して、プロテインをサプリ的に飲むようにしたり、意識してお肉やお魚を選ぶようにしたら、不思議なことにお腹がすかなくなる。
というか、「なんか食べたい」という、脳が欲しているだけみたいな食欲がなくなってくるのです。結果、お菓子の頻度が下がりました。
この食事改善と、有酸素運動や筋トレの効果もあって、半年くらいで当初よりも4キロくらい体重は減りました。見た目もスッキリした。
そして理解しました。
体重を減らすのは食事の役割。運動はボディメイクのためのものだ、と。
それまでの私は、運動すれば体重が減ると思っていたんですよね。
だって、摂取カロリー < 消費カロリーだから。
でも違うのです。カロリーだけ見てたら栄養不足に陥る。
摂取カロリーの中身まで考えてこそ、カロリー計算が生きてくる。
とどのつまり、体重を落としたいのなら、食生活の改善なのです。
まずは1週間くらい、3食米と肉(魚)を意識していくといいと思います。
あと、お味噌汁も積極的に。だしの旨味(アミノ酸)は、気持ちを満たしてくれる効果があるそう。特にジャンクフードに走りがちな人は、ぜひお味噌汁を習慣に。(添加物ってアミノ酸だもんね)。これは、去年断食道場に行った時に教えてもらいました。
ちなみに、経験上ランチにお肉をしっかり食べておくと、午後のおやつ欲が湧いてこないことが多いです。しかも満腹感が続くので、夕ご飯もシンプルでOKになってくる。ランチで迷ったら、がっつりお肉メニューをセレクトしましょう。また、米がいいというのは、選ぶおかずが脂質の少ないものになったり、お味噌汁の習慣がつくため。
私はパンも大好きですが、経験上、パン食が増えていくと、小麦粉の中毒性にやられ、食生活が乱れ始めます。最近もそんな感じで食が乱れ、数年前のダイエットプログラムスタート時の体重に限りなく近くなってしまいました笑。(だって、ティムタムひと袋を一晩で食べた×3日間とかやっていた。)
そしてナウ、やばいと思い、せっせとご飯を炊き、お味噌汁を朝から飲み、鶏ハムを作りおきしています。すると、2キロくらいはスルッと落ちる。
体重の戻し方を知っているから、心が健全でいられるようになりました。
食べることって一生のこと。
だから、一度向き合ってみるとすごくいいと思います。年齢とともに消化力や嗜好も変わっていくと思いますが、その時その時に、自分なりの最適解を探していけるベースができるといいですよ。
ちなみに、食事改善に本気で取り組もうと思っている方は、石本さんのこの本、おすすめです。
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