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学びから実践へ|GIGAゼミⅢで得たもの

みんなのオンライン職員室内の「GIGAスクール構想実践ゼミ」。
今期で第3期目となりました。

毎週日曜日の朝7時から、全国の仲間たちがzoomに集います。

これまで、第1期、第2期と参加して、多くの学びを得たこのGIGAゼミ。

今回の記事は、まもなく終わりを迎える第3期での学びをふりかえってみます。

1.ココで得たものが実践の原動力となった

ゼミで行われていることは、少人数での対話と全体での共有。

2,3人のグループに別れて、7,8分×2回の対話を行います。

前半のテーマは、先週のふりかえりについて。
「こんな授業で、◯◯を使って、こんなことしてみたよ。」
「こんなことをしてみたら、子どもたちがとってもいい表情でさ。」
などなど、それぞれが先週の主だったできごとや実践について語ります。

GIGAについての話題がメインになりますが、時にはICTに限らず、授業観や学校観といった深い話や問いかけにまで話題が及ぶこともあります。

後半は、今週やろうとしていること、計画について。
「今週は◯◯があるから、こんなことしてみようと思って。」
「今日教えてもらったこと、さっそくやってみよう。」
などなど、それぞれが今週のがんばりどころについて語ります。

同じく、GIGAにとらわれず、話題は多岐にわたることもあります。

ブレイクアウトルームでの少人数対話を終えたら、グループで出た話題を全体で共有します。

毎週、毎週この小さな学びの営みが繰り返されます

ここで出た話題に、「それいいな。」「やってみたいな。」という憧れや「どうやったら自分でもできるかな?」という問いが生まれてきます。

これこそが、私の実践の原動力となっているのです。

2.ココから生まれた実践

今年度2学期から、とある事情により中学校3年生社会科公民の授業をもつことになりました。
これまでずっと小学校の教師だった私は、中学校理科の教員免許も持っているものの、中学校の社会科なんて、経験も免許もありません…。

でも、やるっきゃない。
分からないなりに、これまで学んできたことをもとに考えた授業デザインの変容をこちらにまとめました。

そして、このGIGAゼミⅢで学び得たことも、もちろん授業に活かしました。

①kahootゲームモード

身につけさせたい知識については、楽しく、何度も、繰り返しその知識に触れる必要があります。

そこで、GIGAゼミⅢで体験したkahootのゲームモードを取り入れました。

上の写真は、Color kingdomsというゲームモードです。
左側が生徒の画面で、右側の画面を教室のプロジェクターで投影しておきます。
生徒が2チームにわかれ、4択や○×クイズに答えてポイントをかせぎ、得たポイントで陣取りをしていきます。3分間で相手の城を囲むか、陣地を多くとったチームの勝ちとなります。

上の写真は、Treasure troveというゲームモードです。
問題に3問正解すると、画面の左右から宝石が飛んでくるので、それをタップしてゲットしてポイントをかせぎます。
このゲームモードは、チームではなく、個人戦となります。

これは、submarine squadというゲームモードです。
これは、生徒全員で協力できるモードです。問題に3問正解してためたエネルギーを潜水艦にチャージし、後ろから襲ってくる怪物から逃げるというものです。

kahootでは、あらかじめ設定しておいた問題がランダムに、繰り返し、何度も出題されるので、自然と頭に残ってきます。

どのモードでもゲーム時間はだいたい3分くらい。このkahootを毎時間授業の始めに行うことで、頭を自然と社会科モードに切り替えることも期待しています。

②Google formで小テスト

さらに、パターンをかえて繰り返し定着を図るために、Googleformを使った小テストを行います。①のkahootで出した問題と同様の問題を出題しています。
授業の確認テストを紙で行う先生もいますが、formを使うことで、短時間で、答え合わせまで効率よく行うことができます。

実は、この問題は、前時間の授業の終わりに行う確認問題と同じ問題です。生徒たちは、3回同じ問題、同じ語句と出会うことになります。

知識の吸収は、楽しく、何度も、繰り返し行う。kahootやGoogleform、そしてここでは紹介しませんが、quizletなどを使って行いました。

③Canvaホワイトボード

地方自治の課題解決のアイデアを出し合いました

私の勤務する学校では、一人一台端末としてGoogleChromが導入されています。
グループで協働して学習するツールとして、これまでGoogle jamboardを主に使っていました。でも、図が描きにくかったり、素材が少なかったりと少し不便を感じていました。そこへきて、なぜか頻繁にリロードがかかるという現象が起こり、授業では使えなくなってしまったのです。

そこで、GIGAゼミⅢから情報を得たCanvaのホワイトボード機能を試してみました。

結果、大成功。jamboardよりも操作性、機能性が抜群によく、最高のツールを得た感じがしています。

終わりに|ココは心理的安全な居場所

今回の記事は、まもなく終了するGIGAゼミⅢで学んだことをふりかえりました。

ゼミ生と行う、ふりかえりと目標の対話の繰り返し。ゼミでしてきた主なことはこれに尽きます。
そして、ここで語り合えたことを原動力として生まれた自分の授業実践
それは、かけがえのないものであり、今後につながる大切な実践となりました。

GIGAゼミは、リピーターの方が多く、1期からずっとご一緒している方がたくさんいます。
そんな安心できる仲間と、そしていつも素敵なファシリテートをしてくださる二川さんがいる場所だからこそ、ゼミ生にとって心理的安全な居場所となり、語り合うことができたのだと思います。

そんなGIGAゼミⅢももうすぐ終わり。第4期が開講されることを期待して、今回の記事はここで終わります。


読んでいただいてありがとうございます!
教育×○○をテーマにいろいろ書いています。
他にも読んでいただいたら、うれしいです。




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