キレイに年老いる学 入門編
先日2ヶ月ぶりに特養に入居する母のお見舞いに行きました。
その日の1週間前に転倒してお尻を床に打ちつけたとのこと。認知症なのか自信過剰なのか原因は分からないんですけど、脚が不自由なことを忘れて動き回ろうとするらしいんです。
そんなハプニングがあって少し心配していました。けど僕ら兄弟(僕と妹)の顔を見るや笑顔になった。妹がTシャツを差し入れるとさらに「ニコニコ」です。
平たく言えばめっちゃ元気。
面会場所に移動して会話を始めると、
母「今日は迎えに来たんだろ!」
妹「お母さんはココが家なんだよ」
母「冗談じゃないよ!わたしゃゴローの家に行くしかねぇーべ。そのための息子だっぺよ💢」
兄弟「•••••••。」
と母はエンジン全開。茨城弁丸出しでまくし立てられました。こうなると僕ら兄弟は黙るしかないんですよねぇ。元気に越したことはないけど。。。
ん❓ちょっと待てよ⁉️
「わたしゃゴローの家に行く」ってさ、お母さんの面倒を見るのが息子の役割かいな。認知症が進行してもそんな考えがぬぐい切れないとはね。困ったもんだ。
そんな印象を持ちました。
僕は許せるようになりましたけど、特養入居前の母の毒づき(暴言)にはけっこう苦しみました。母の場合、息子や娘に依存する根っこには「自我」の強さと「孤独感」があるんだろうなー。
そんな母を見ていて、キレイに老いる。美しく枯れるにはどうすれば良いのかと考えました。
先ずは世の中の変化の感度を高めるのことです。
すればいまのご時世、寂しいけど核家族世帯で同居は難しい。子どもたちは親の介護込みで独立〜結婚した訳ではないと理解できるんじゃないかな。
そして夫婦であるいはひとりで楽しみを見つけること。そして同じことを楽しむ仲間の輪に少しずつ関わっていくことが大事だなと思いましたね。
付き合いが増えれば煩わしさやストレスを感じることもあるでしょうけど、距離感を考えながら人付き合いするのって大事ですよ。家族に接する時と違った刺激を得るのが良いんでしょうね。
子どもがいない僕は、いまからそんな考えでこれからの人生を生きていこうと思います。
キレイに年老いて「さよならー」とさわやかに旅立つためにね。
以上で「キレイに年老いる学 入門編」終わりのお時間となりました。
それではまたー👋👋👋
🟡🟡🟡🟡
特養に入居する前に僕は毒づく母との関係に悩んでいました。そのときとても参考になった書籍です。介護や親御さんとの関係に頭を痛めている方は必見です。