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吉本ばなな『「違うこと」をしないこと』【読書2】
いままで何年もコロナの影響で私語をするのさえ注意されていた職場なのに「みんなで食事会しましょう」みたいなのが急激に増えてきて、その度に行くべきか断るかずっと悩んで疲れていた時に本屋で見つけた本。
たとえば何かお誘いがあった時に「なんとなく気が進まないな」と思ったとするじゃないですか。でも「これは義理だから行っておこう」とか「いつか役に立つはず」って行ったりすると「違うこと」になっちゃう。
職場で円滑に働くためには1回くらいみんなと食事しに行っても良かったのかもしれない、と後になって思うけど、繁忙期にずっと「やすみたい!ここから離れたい!」と心の中で叫んでいたので「冗談じゃない。給料出ない時間は休ませて」としか思えなかった。
ランチ会だとしても、上司がいるならそれはもう「仕事」になっちゃうと思う。職場なんてそんなもんなのかな。
人間って、習慣を変えることが一番困難で、自分を変えたい、人生を変えたいと思いながらできないのは、それが習慣になっちゃってるからだと思うんですよ。
どうせ今年中に辞めるから、、と思ってガンとしていろんな誘いを断っていたけれど、いざ閑散期になって余裕ができてきたら退職熱が冷めてきてしまった。
四六時中鳴っている電話の音がほんとうに苦手で、その電話に出なきゃいけないのも嫌だし、たくさんの人がフロアにひしめいて騒がしいのも耐えられない。
それでも、それが習慣になってしまってるんでしょうね。
新しいことをはじめるより、惰性で通う方がラクかもしれないと思ってしまっている。
目的地がわからない電車からは降りた方がいい。
この職場は目的地のわからない電車だよな。