8マンのいる病院にドキドキした話
昨日の記事から火が付きました。
祖母の思い出がゾロゾロっと出てくるんです。
ということで今日も祖母エピソードを紹介😂
鼻水が出てもくしゃみをしても
風邪を引いたことがないと言い張る祖母。
そのため誰もが祖母は不死身と思っていました。
その祖母がある日、原因不明の熱で倒れました。
近所の胃腸科の先生により祖母は、
つながりのある病院へと入院させられることに。
ただ、父母には一抹の心配が。
ワガママな祖母が入院に不満を持ち
勝手に帰ってしまうのではないか、と。
ところが予想に反し、祖母は赤い顔をして、
大人しく入院していました。
各所に謝罪に行く気満々だった母は
ここで漸くホッとできたのです。
🛏🛏🛏
生れてから初めて弱った祖母を見た私と妹。
寝ている祖母を見下ろす体験は初めてです。
キュンと胸が痛くなったのを今も覚えています😢
しかし、強靭な祖母は数日で熱が下がりました。
ただ、熱の原因がわからないため入院を延ばし、
全身を調べて退院という方針になりましたが。
父母はまた怯えました。
元気な祖母が帰ると騒ぎ出すのでは、と。
しかし、意外にも帰ると言い出しません。
同部屋の人達を仕切りスタッフとも仲良くなり、
楽しく過ごし始めました。
ホッとした父母は、しばらくの間、
祖母のいない自由を満喫しました。
母などは祖母に遠慮せず料理が、
できるものだからちょっとウキウキ。
父も祖母の大雑把な煮物大皿デーンではなく、
母の細々とした料理を楽しんでいましたね。
まあ、どちらもしばらくの間の
バカンスを楽しんでいたように記憶しています。
それでも入院している祖母のところへは、
定期的にお見舞いにいきました。
ある時、祖母が「エイトさんと仲良くなった」と
言いました。
エイトさん?と聞き返す私と妹。
エイトさんというグループがいるのだとか😳
エイトさん…なんか恰好いいじゃない🙌
もう、私と妹はワクワクが止まりません。
2人とも8マンを実際に見たことはありませんが、
ヒーローということは知っています。
8マンのいる病院!かっこよすぎる🙌
エイトさんを知ってから私と妹は学校が終わると
病院へ足繫く通いました。
ヒーローのいる病院なんてなかなかありません。
もう毎日がドキドキです💕
そうして漸く来たエイトさんと会え日。
🦸🦸🦸
「この人達がエイトさんだよ」
「こんにちわ~」
「こ、こんにちわ…」
祖母の横にいるエイトさんは普通の女性でした。
会話をしながらも頭の中は「?」の嵐。
帰り道無言で歩く姉妹。
暫くしてから2人して「あ!」
「エイトってバンドエイドのAID!」
その病院は看護師資格がない、
現場の補助を行う人達のことを
エイドさん
と呼んでいると後から聞きました。
母は祖母に何度か訂正をしたのですが、
「エイトさんだ」と言い張ります。
面倒なのでそのままにしておきました。
母は不満そうでしたが。
このエピソードだけでは英語を知らない老人、
の話と思われるでしょう。
そこで、祖母が如何に英語に堪能だったかを
紹介した記事を添付します。
では、なぜエイドを認めなかったか。
間違いを認めたくないからですよ😂
その後、入院生活に飽きがきたのでしょう。
ある日、病院の制止を振りほどき、
祖母はタクシーで家に帰ってきました。
父母が近所の胃腸科の先生に面目が立たないと、
文句を言いましたが、
「先生がそんなこと、こだわるかいっ!」
と祖母は言い放ったのです。
おしまい😂