自分を飽きさせないための工夫
色々なタスクを習慣化していくなかで、続いているものもあれば、すぐにやめてしまったもの、また、不定期でやったりやらなかったりするものがあったりする。
長期的に取り組む必要があるが、日々の忙しさにかまけてつい後回しにしてしまい、気がついたら埋もれてしまっているようなもの。
だけど、それは自分の中ではとても重要な課題で、しっかりと向き合って取り組みたいと常々思ってはいる。
習慣化の維持が難しかったものを思い返し、それぞれに共通することが何だったかと考えてみると、取り組む時間の目標が比較的長めのものが多かったように感じる。
あるタスクに対して、平日は2時間、休日は8時間取り組む、というような目標を立てた場合、最初のうちはなんとか頑張ってこなしていても、何かの変数が入ってそれが出来なくなってしまった場合、それ以降復帰が出来なくなってしまうケースが非常に多い。
例えば、勉強や仕事など、手を付けるのが億劫な部類のタスクに対して、2時間の予算を割り当てるとする。
最初のうちは作業に集中できている状態だけど、時間の経過とともにだんだんと意識が散漫になってくる。
更に時間が進んでくると、目の前のこととは全く関係ないことが気になり出したり、ネットサーフィンし始めてそのまま離脱してしまったりと、当初計画した予算分の2時間を高いパフォーマンスを維持したまま消化するのは中々にハードルが高い。
また、ひとつの物事にまとまった時間を充てるというのは、たとえそれが楽しいことであったとしても、終始ずっと同じテンションを保つのは難しい。
疲れを感じ始めたら、それは飽きがきているサインだ。
自分を飽きさせないために、それなりに工夫をする必要がある。
どんな方法が効果が良いかと色々試行錯誤してみた結果、同時進行のタスクの種類を増やしていき、飽きる前に他のタスクに切り換えるというのが、自分にとっては最も有効な手段だった。
例として、
①15分間タスクAをする。
②5分間タスクBをする。
①に戻る。
以下繰り返し。
時間の区切りはスマホのタイマーアプリを使用。
これを8ターン繰り返すと、合計2時間40分間かかっているけど、タスクA、Bともにそれぞれ単体で取り組んだときと比較して何が一番違うかというと、終わったあとの疲労感が圧倒的に少ない。
どちらのタスクも、ノってきた!というときに強制終了しなければならないため、常に寸止めのような状態。
後ろ髪を引かれるようなもどかしい気分になる反面、切り替えることでもう片方のタスクの寸止めだった状態を解消でき、そして寸止めのおあずけ状態になっていたもう片方のタスクに取り掛かるという、ある種の中毒症状を維持したままタスクを進めることができる。
抱えるプロジェクトの数が多くなってしまう分、ひとつひとつの進捗は遅くなるけれど、長期的にみると「やめない」状態になっているため、留まる事なく確実に進む。
更にいうと、先ほどの例のタスクAとBの関係は、アウトプット的なタスクとインプット的なタスクで組み合わせるのが良いと感じた。アメとムチの関係といったところだろうか。
ただし、どちらも時間が来たら必ず切り替えることを最優先する。満足出来ない状態がずっと続くため、やめどきがわからないというループが続いていく。。
自分を使った人体実験(というには大袈裟だけど)みたいなものが好きなのだと思う。
こんな試行錯誤をしていると、自分はちょっとおかしいのではないかとふと思ったりもするけれど、こういうことを考えたり試している時間こそが楽しいと感じてしまうのだから、それはもう仕方ないと思ってそんな自分を認めている。