『森』として。
ハシケンの一人で二人会
『ひとつの森』
ライヴin沖縄
30年という時間も
過ぎてしまえば、
あっという間。
つい最近84歳になった母が
今年初めに倒れ、
そこから姉が中心になって
看病し、リハビリし、
その年齢にしては奇跡のような
回復をしている。
「している」と書いたが
まさに今その途中段階。
母親は元々体が丈夫な方だと
思うが、それにしても
すごい回復力。
母親は、61年間
ほぼ休みなしに
和菓子屋として生き
営んできた。
和菓子を作り、店に立ち、
配達をしてきた。
14年前に父親が
亡くなってからも
規模を縮小しながらも
続けてきた。
続けてきた自信と
仕事をずっとしてきた
ことで、体力的にも
脳みその中も
衰えのスピードを
遅くできたのだろうと
思う。
私は故郷・埼玉県秩父に
行ける時にだけ行って
たまに母親と、毎日世話を
してる姉を見ているだけだが、
「家族」というものの
あり方を、あらためて
じっくりと見、感じさせて
もらっている。
そして力をもらっている。
30年前、母親は
今の私とほぼ同じ年齢だった。
『和菓子を作り、店に立ち、
配達をしてきた。』
と母親のことをさっき書いたが
それを私に当てはめると
『詞や曲を作り、ステージに立ち
ツアーをしてきた。』
になるなぁとか考え色々と
想像を膨らませてみると
私は和菓子屋の親とは
家出までして違う道を選んだが、
何かしらの「芯」のような
「核」のようなものは
引き継いでいるような
気がする。
30年前、私は沖縄の
コザ(沖縄市)にいた。
沖縄民謡を習うために。
その先どんな風な未来が
待っているのかなど
全く何も知らずに。
正確に書けば、私は
沖縄民謡を習ったのではなく
当時の沖縄の空気を
いっぱい吸いながら
師匠である照屋政雄という人から
透けて見えたり、そこから
とてつもなく枝葉を広げる
決して一言では
語れない「生き方」や
元々持っている「自分」とは
一体何者なのかを
探しあてる術を
習ったのだと思う。
母親の回復の仕方と同じように
私もまだ途中段階だが
2023という年は
朧げに見えていた
「こういう風になれたらいいな」という
想像図のピースがほぼ揃い、
より具体化できた年だった。
(4人のハシケントリオでの
久々の東京・大阪ツアーや
「三絃の猿(ましら)」などを
始め、携わったすべてのライヴや
イベント)
一昨年リリースした
『ひとつ』というアルバムの
<完全版>と<ほぼ完全版>の
1アイテム「絵本のような
ハードカバー本」のタイトルは
『ひとつの森』。
『森』には
多種多様な
動物や植物がいて
目に見えないものも存在し
そこに風が吹き雨が降り
陽がそそぐ。
色々なものが
混じり合い共存し
循環している
『森』に私は
表現者として
成りたかった。
そのことが
時間をかけて
はっきりとした。
『ひとつの森』という
タイトルをつけた時には
気づいていなかったが
自分が成りたいものを
知らず知らず
形にしようと思っていたのだと
思う。
私は、
歌を歌い、ギター・
ピアノ・ウクレレ・
三線を弾き、
映画音楽をやり
最近は「語り」を
始めた。
私のことを
よく知らない人にとっては
「色々な楽器も弾くし
沖縄の人なのか
奄美の人なのか
なんだか
はっきりしない人」のように
見えてるのかも
しれない(笑)。
それはそれで
しょうがないことだし
私のライヴを
観ていただくしかない
と思ってる。
2024年から
ハシケンという
表現する者が
お客さんに見せていく
「試金石」となるライヴが
決まった。
それも沖縄で。
大きな円を一回りしてきて
また始まる。
1月21日(日)
沖縄県首里CONTE
「夜コントVOL.27」
ハシケンの一人で二人会「ひとつの森」
開場:17:00 開演:18:00
前売予約3900円 当日4300円
前売予約・当日ともにお食事付き
*お食事はビュッフェ形式となります。
*ドリンクは別途注文となります。
ワンドリンクのオーダーをお願いします。
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○ご予約は、CONTE店頭、お電話、
メールにてお申し込みください。
Tel:098-943-6239 また、
E-mailによるご予約は
conteokinawa@gmail.com まで、
以下を記入の上、お申し込みください。
お電話は営業時間内(11:00〜17:00
休み:月曜日、水曜日)にお願いします。
1.件名 : 夜コントVol.27
ハシケンライブ予約の申し込み
2.お名前(代表者のフルネームを
カタカナを添えて)
3.お電話番号
4.ご予約人数、または
お問い合わせ内容
CONTE(コント)
沖縄県那覇市首里赤田町1-17
http://conte.okinawa
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