燦々と輝く君に淡く輝くあの人が嫉妬している。闇の中で淡く輝くあの人は、燦々と輝く君を覆い尽くしてしまいたいと願うけれど、それは出来ないことを知る。淡く輝くあの人の子が燦々と輝く君に近付いたために燃えてしまったから。淡く輝くあの人は燦々と輝く君の陰になり淡い光で闇を照してる。
愛しい(いとしい)は、愛しい(かなしい)とも読める。愛しくてかなしくて愛とは、そんな思いのあつまりをさすのかもしれない。冬空を眺め思う。愛しくてかなしい思いの行く先を。