日比野は床に胡座をかいてボソボソ呟いていた。ミズ…カンヅメ…カンパン……災害用非常食を詰めていた。しかしリュックを見下ろしていると妙な記憶が蘇ってくる。アレは…アレは非常食に含まれるのか!? ─2週間後─ ドンドンドンッ 「日比野さん、部屋から腐ったバナナの臭いがひどいですよ〜」