蔦が見つからないまま、冬が終わった。 何かもわからない“蔦となるもの”を探しながらも彼女は隣に居てくれた。 春 のんびり過ごしたいからピクニックをしようという彼女の発案で公園にレジャーシートを敷いた。 のんびりしたいと言った彼女は 四つ葉のクローバー探しに夢中だった。