◆「およそ言葉感覚は、言葉と現実との微妙なずれをチェックする機能を持っている。言葉感覚がどこかずれた言葉、言葉使いは、そのような言葉を操る思考が、現実に対してどこかずれているのである」(柳父章『日本語をどう書くか』198頁)。言葉への関心は現実をどう捉えるかという実践課題に直結。