忙しいときほど あなたを思い出す。 無事かな。無理してないかな。 笑顔の下で泪していないかな。 寛容さが必要なときほど あなたを思い出す。 あなたのあたたかさを。 あなたのやさしさを。 電車に揺られて。 あなたの笑顔を思い出す。
私は、兄ほど期待される人物ではなかった。あるとき、兄とケンカになり 「私は、お兄ちゃんみたいに何でもできないもん」と八つ当たりしたことがある。 「何をいってるんだ。お前は一番大事な得難い感覚を持っている」 びっくりした。いつも戯けている兄が、真っ直ぐに言ってくれたから。