何者になんかならなくったって。 私がわたしで産まれてきたことがすでに奇跡なことなのに。 私の根底には、いつだって〝わたし〟をダメだと忌み嫌う想いがあって。もしかしたらそれは、とんでもない冒涜で、自分に対して、とっても失礼なことなのかもしれない。 最近ふとそんな風に思った。