(続き)福島事故前ですら、数十件の原発訴訟があり、福島事故後、雨後のタケノコのごとく、増加したものの、過去半世紀、地裁で原告勝訴例は、十数件、高裁では、数例、最高裁では、ゼロでした。勝訴例を吟味して分かることは、司法の判断力不足でした。桜井淳『原発裁判』(潮出版、2011)参照。