詩を一篇。 感ず、脳の数%が 欠け落ちたやうに。 再生よ!生得的にあつた 知覺が一部抜け、 所謂消耗と言ふ現象に似てゐるが、 徐々に とかそんな 奥ゆかしさはない - 記憶は削れ私は小さくなる。粗末なフェルト製の 人形みたいな詩。 〈どの夫婦どんな婚活冬帽子 くにを〉 ©都築郷士