「手をのべてあなたとあなたに触れたときに 息が足りないこの世の息が」 室生寺が好きだった、歌人河野裕子さんの句です 病の縁での、旦那様に向けた想い 『もう少し、もう少しでいいから』一緒にいたかったのでしょう 読むたびに涙を誘います 「あの胸が岬のように遠かった」力作です