「あの頃」、そういえば音楽業界というのは、貧しくて生活が苦しい中で育った若者が、お金を稼いで家族に楽をさせてあげるために、という動機でデビューすることが少なくなかった。自分のことを歌うのではなくて、作曲家や作詞家の「先生」が作った歌を歌う。…それでも、歌い手の魂は込められていた。