◆現実認識の裁ち直し(3)現実や対象を言葉にするということは、言葉という分節的認識体系によって現実や対象を構成する、ということである。この時、どの視点で見るか、どの抽象度を捉えるか、どの瞬間をつかむか等は表現者に開かれている。かかる作業である以上、そこに一定の自由度が生じる。