技術や制度の進歩は感情の進歩よりはるかに早く起きる。そのため、制度・技術が進めば進むほど、感情は置き去りにされ、心に傷を負うことになる どんなに良い制度でも、納得させられる合理性があっても、心の傷は避けられる、それが蓄積されれば人は必ず壊れてしまう。だから心のケアが必要だ
人をケアするには、理論よりも物語が有効 理論が明確にわかっても、相手がそれがわかることを求めていなければそれだけで意味がなくなる 利他の行い、利他の心は合理的とは程遠いものと言えるかもしれない 利他が称賛されるものになれば、利他は道徳に堕ちてしまうとも聞いた
新自由主義の社会は人間に強さを必然的に求め、弱い状態でいることを許さない社会のさえ感じる 弱者に居場所はなく、強者はどこまでも都合のいい構造を作り出せてしまう 規制の緩和は強者を助け、弱者を苦しめる方向に力添えする結果になってしまった 弱者を助けるためには逆の不自由が必要と考える